08_ 旅行の日記

ベトナム行ってきました

ベトナムのことも書きますが、その前に。
最近ちょっと嬉しかったことを。

本を出版しました。
といっても、自分の書きたいものを書いたわけではなく、
出版社から依頼されたテーマに沿って取材を行い、
まとめたものです。

このブログでは筆名を明かしたくないので、
具体的には言えないですけども。

形になるって嬉しいものだなあと、小さなお祝いをしました。


これを最後に、現在ライター業は小休止中です。


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さて。

2週間ほど、ベトナムに行ってきました~(´∀`)ノ

はじめて訪れる国で、自分に合うかどうかわからなかったので
短期滞在にしたのですが……。


もっとドーンと、1ヶ月くらいお休みを取ればよかったっ!!


と、すぐに後悔したくらい、めっちゃくちゃ気に入りました。
いままで訪問した国の中ではダントツで居心地がよかったです。


居心地よさの理由を考えてみると。


まず第一に、ゴハンがばっちり口に合いました。
なんでこんなになんでも美味しいのだ、あれもこれも食べたいぞ、と、
毎日目を回しながら食べまくって、まったく飽きがこなかったです。

和食が恋しいどころか、そんなジャンルの存在を思い出しもしなかったなあ。
ベトナムだったら1年くらいは和食を食べなくても平気かも。
とにかく私の口には合いました。

たった2週間なので、まったくベトナムの食の奥深さは
体験できていません。
もっともっとベトナムの食が知りたい、来年も行きたい、
ホントはいますぐ再訪したい!

王子の仕事の協力先、いまは中国ばかりだけれど、
ベトナムの会社とも提携してくれないかな~、
そしたらかこつけて出張についていくのにな~、と夢想中です。


第二には、たまたまかもしれないけれど、
やさしくて気のいいベトナム人とたくさん会話ができたこと。

ヨーロッパでもインドでも韓国でも経験したことないくらい、
いろんな人に話しかけられたひとり旅でした。

正直、ビビってたんですよ、最初は。

ガイドブックの「こんな犯罪に注意」の項目が、
ヨーロッパやシンガポールより格段に充実してるもんだから。

ベトナムはぼったくりばかりだ、ひったくりも多発してる、
ホテルのセーフティボックスからお金を抜かれるなんてしょっちゅうだ、
言葉たくみに何とか騙そうとしてくる、などなど。

どんな国よそれ……とすっかり警戒モードで、
「近寄ってくる人を見たら泥棒と思え」テンションで入国ゲートをくぐったのですが。


単なるラッキーかもしれないけど、そんな犯罪的に悪質な人には
あたらなかったです。


ビール。お茶。ホビロン。にわとりの頭。ひまわりの種。
するめ。切り絵のはがき。ジャーキー。イチゴの砂糖漬け。
とうもろこしドリンク。
行く先々でいろんなものを、さまざまなベトナム人からもらっちゃいました。

こんなに食べ物をご馳走してもらう旅ははじめてで、
その心あたたかさと人なつこさにびっくり。

うさんくさい人も声をかけてきますが、それは目も見ずに無視! です。

(こっちが頼んでもいないのにしつこく声をかけてくる人、
やたら愛想のいい人、だらしない服装をしてる人は、完無視)


もちろん、市場や屋台などのローカルが来るお店は
二重価格が当たり前なので、基本的にふっかけられます。
メニューのあるような外国人向けレストラン以外には、
定価というものがありません。

ただ、この、「無知な金持ちからは、かっぱいでもヨシ!」
というのは、ベトナムだけに限ったことではないというか、
先進国以外のアジアでは共通ルールじゃないのかな。
バリでもインドでも同じでしたよ。(キューバのタクシーも)

交渉次第で価格はだいぶコナレますので、
所得格差を考えると目くじらを立てる気にはなりませんでした。
2日連続で行ったり、会話がはずんだりすると、
向こうから勝手にディスカウントしてくれたり、チップを断ってきたり、
彼らなりに「落としどころ」を提示してくれますし。
とはいえ、何をするにも事前に交渉は必ずしなきゃバカを見ちゃいます。
(美術館や博物館など、政府が決めた二重価格は下がりませんが)


ムチャなふっかけを見抜くには、相場を把握しておくことが大切、
なのですが……これも難しい。ベトナムは相当なインフレなので、
「5万ドンだと!? ガイドブックでは3万ドンじゃないか!」
と食ってかかったところで、ホントに5万ドンに値上がってたりするんですよ。
なんせ、観光地の入場料が、最新版の「歩き方」よりすべて
跳ね上がってましたから~(^^;

ちなみに、私が行ったときは現地で1万ドン=38円くらいでした。


第三には、ちょうど気候のいい時期に行ったってことでしょうね。

キャミソールに長袖の薄手パーカーもしくは薄手のプルオーバーで、
あまり汗もかかずに歩き回れる程度の気温。

訪れたのは、ハノイ、ニンビン、フエ、ホイアン。
(暑期のホーチミンはパス)
日本の初夏よりちょっと暑いかな? 程度なので、
過ごしやすかったですよ。とくにニンビン。
さすがにかんかん照りに当たるとぐったりしますが、
夕暮れにはスーっと暑さが引く時期だったので、バテずにすんだのです。

身体が強いほうではないので、この気候はありがたかった。
来年も行くなら4月がいいなあ。


どんな食べ物がおいしかったのか?
感動した観光スポットはどこなのか?


などは、また追々、書いていこうかな。


と、いう気持ちだけはあります。 年内には……たぶん……。



那須でサルまみれ

  


書き忘れてた日記!


先日、那須のワールドモンキーパークに行って参りました (≧∀≦)


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いろんなおサルさんがいる動物園です。 てか、サルしかいません。


それで入園料は、なんと強気の 2600円!!


でもでも、ぜんぜん高いと思わない、私は。
だって、ここでは見るだけじゃなくて、「おさわり」できるんですっ!!!


だいたい「おさわり」可能な店ってのは高いもんですよ。
でも眺めるだけじゃ物足りないでしょ?
やっぱさわってナンボでしょ? 動物園の話ですけどね?


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なでなで、よしよし。

フサオマキザルは気が優しいのでさわり放題です。
毛がふっかふかで、とても気持ちがいい。
たまにしっぽで捕まってきたりもします。リンゴあげたりできます。

リスザルは下手になでると噛んでくるので、
こっちに飛びついてきたときに、そっとスリスリします。


あーーー楽しかった v(^^*)v さわったさわったウヘヘヘ


サルまわしも、ここのはクオリティが高くて楽しめました。
司会のおねえさんもカワイイよ。


サルにさわれるコーナーでは、どっちかというと、
お父さんお母さんのほうが楽しんでましたね。

子どもは「こわい! こわい!」って逃げてる子が多かった(笑)。


うさぎ、ハムスターもひっそりさわれます。 また行きたいなあ。

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おみやげもサル!

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陽気に誘われ、三島へ


日帰りプチ旅行に行ってまいりました。
備忘録も兼ねて日​記をば。

本当は浜松まで行ってうなぎ食べて鍾乳洞を見る予定だったんですけど、
前の日に飲み過ぎて寝坊。
浜松までおなかがもたず、沼津インターで降りてしまいました。


近くにある三島駅に寄ることに。せっかくだからうなぎだ!
バラックみたいな、もうぜったいにまずそうな外観の店で、
(特筆するほどでもないけれど)そこそこおいしいうな重を食べ、
さて、観光をどうしよう。


三島駅は意外なほど観光に力を入れているらしく、
駅前には立派な案内所がありました。
なんでも清流沿いが「せせらぎロード」というお散歩コースになっているらしい。
マップをもらって、とりあえず歩くことに。


スタートは、駅前にある楽寿園。広々として手入れの行き届いた公園です。
しょぼい遊具があります。

残念ながら桜を見るにはちょっと早かったけれど、「動物広場」があるので
私のテンションは高めを維持。

ポニーの鼻面やアルパカを尻をナ​デナデし、
オナガザルをからかい、レッサーパンダ(←よく考えるとひどい名前)の
面立ちを見て「くぅたに似てる!」と驚き、じゅうぶんに楽しみました。


そのまま、楽寿園に流れ込んでいる源兵衛川せせらぎロードを散策。
清流の中の敷​石をポンポン渡りながら進める楽しい道です。

終点の温水池で富士山を眺めながら一休み。

ここまで来ちゃうと歩いて戻るのもかったるいので、
たった一駅だけど、伊豆箱根鉄道に乗って三島駅にバックしました。
かわいい単線電車だ​から無性に乗りたくなったってのもある(笑)。


そしたら電車の中​吊りが、広告ではなく、すべて小学生の描いた絵でした。

モチーフがおっさんなので、「お父​さんありがとう」的な絵かと思ったら、
すべて「坦庵さん」という​人について描かれています。

しかも、「坦庵さんはえらい」「坦庵さんは大砲とか船をつくった」「パン作った」
と、小学生からの大絶賛の嵐です。
絵だけでは表現できないらしく、みんなキャプションを使ってまで
坦庵さんの偉大なことを褒め称えていました。


なんというか、見事なプロパガンダ絵画だ。 キューバで見たぞ、こういうの。


調べてみたら、「坦庵さん」とは、ホーチミンでも北の将軍様でもなく、
江川英龍という幕末のお侍さん。
伊豆韮山の代官から幕臣になった人で、洋学を修め、反射炉を築いて
西洋式の大砲を広め、日本ではじめて兵糧にパンを採用したハイカラさんだそう。

坦庵さんは、その功績をたたえて「パン祖」とも呼ばれ、
「パン祖のパン祭」なるものまで毎年開催されるほど、
地元では今もいろいろな催しのダシにされ…もとい、愛されているのでした。


たまたま乗った電車で、思わぬ発見。 寄り道はするもんです。


いったん三島駅に戻って車を拾ったあと、せっかく三島まで来たのだからと、
三嶋大社にも詣でました。

名物の「福太郎」というよもぎもちは、こしあんが上品で美味。
ぬるめのお茶が、陽気のなかの散歩でかわいた喉に染みとおりました。

交通安全にご利益があるそうなので、来週出発する旅の安全を祈願。
ふんぱつしてお賽銭は100円を。
ついでに​、「他人の書いた絵馬をめくって読む」という、
やめられない悪趣味​を存分に満たしました。


そして、ここまで来たからには、寄っちゃいましょう、柿田川公園!
東洋一の湧出量を誇る湧水群があるとこです。
柿田川に、1日100万トンもミネラルウォーターが湧き注いでいるそうな。


沼津で釣りをしたときもここには寄って帰ってます。
ただでおいしいお水が汲めるので。
良質で冷たいお水は、ひしゃくで何杯も、どんどんすいすい飲めてしまう。
細胞にシュッと吸い込まれて消えていくような感じがします。


相変わらず澄み切​った泉。
文句なく美しく、いつまで眺めていても飽きません。


売店で、爽やかに辛い本ワサビジェラートと、
「いくらなんでもアンタ」と言いたいくらい豆腐をそのまま凍らせた味の
豆腐アイ​スを食べ、旅情も満足。


と、このへんで、日帰り旅行はタイムアップ!


大規模な道の駅「伊豆 村の駅」に寄って、
静岡産の玉子や乳製品、​野菜を買い込み、渋滞の中を帰宅しました。

疲れてたけどもうひと頑張りして、おみやげを使って夕飯づくり。


​とくに、とくに、玉子がおいしかった!!

「伊豆 村の駅」に行かれた際には、「たまごや」という建物には
ぜひぜひ寄るべきです。

地元のおいしい玉子と、店の奥にあるキッチンで作られた玉子たっぷりの
お菓子や親子丼が売られています。


玉子は4種類買ってシンプルに食べ比べてみたけれど、
主力である「日の出たまご」はもちろん、
シャモのたまご、名古屋コーチンのたまご、アロカナ種の青いたまご、
どれもうまいっ!! (高いけどネ!)


日の出たまごとアロカナのたまごは、玉子かけご飯にすると
甘みと香りが濃厚です。

名古屋コーチンたまごとしゃもたまごは、茹でたまごにすると
白身がありえないほどプリプリっ。


あと、もし売り切れてなかったら、ロールケーキ
「日の出ロール」は「買い」ですよ。
カスタードと生クリームの2重巻で、日の出たまごをたっぷり使った
スポンジがしっとりとうまい。取り寄せられるなら取り寄せたいです。


本館のほうは、野菜や乳製品は安くて良質なのですが、
魚は割高な上に地物以外も多いので、そんなに魅力は感じなかったかな。

でも、あのロールケーキと玉子があれば、存在価値は充分です。
あ、本館の乳製品コーナーで売ってる真っ白いミルクプリンもおいしかった。


観光も、〆のご飯も、西伊豆をたっぷり楽しんで満足、満足。


ワンコが来てから気軽に一泊できなくなったけど、
日帰りでもじゅうぶん楽しむことはできますね。




(ごめん、写真めんどかった…いつかiPhoneから移したらね)

主張には反対しませんが。

 

昨年、那須のモンキーパークに行ったとき、見かけた看板。


クルマの中から見かけて、反射的に撮影しました。


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なんの看板かよくわからないから、あとでじっくり見ようと思ったんですけど、

じっくり見ても、やっぱりなんの看板なのか、よくわかりません……。


なんなんだこれ……。


岐阜の鍾乳洞で、キッチュなたたずまいを前にしたときも思ったんだけど、

温泉地って、「よくわからないもの」に付け入られるスキがありすぎです。




看板の主張そのものには、まったく反対しませんがね?



2009年 バリ島旅行記

 
ええと。

もう2年半も前の話なんですけど、

2009年に、バリ島に誕生日旅行したときのことを、
メモ程度に書いておくことにしました。

ホントに、メモです。 どこいった、なに食べた、それだけ。

日記というより、旅のしおりみたいなもんですけど、
誰かの参考にならんとも限らないので。

写真は、おいおい追加します。

あと、2010年の「バリ島旅行リターンズ」のことも、
おいおい書きます。やっぱりメモ書きで。

せっかく2年連続でバリ行ったんだもんね。


では、こちらから。



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<11月15日(日) ガルーダインドネシア航空 >

 ●バリ到着 17:30

 スーパーでバナナの天ぷらを買ったあと、
 まっすぐウブドのホテル
 「ウブド・ハンギング・ガーデン」へ。

 途中、完全に日が落ちる。

 迎車は、ウブドの町中を通過し、さらに40分ほども走る。
 途中からは山道、未舗装の道はガタンガタンと揺れ、
 高度があがるとガードレールのなさが心許ない。
 人里離れすぎだろう。


 到着後、周囲があまりにも闇すぎることにワクワクする。
 すごい立地のホテルだ。これぞ非日常だ。

 遅いので、ホテルのダイニングでディナー。
 いまいち。無念。




<11月16日(月) 観光の日>

 ●観光:ゴア・ガジャ、イエ・プル、スマラプラ宮殿、
  ゴア・ラワ、クサンバ村、モンキーフォレスト、ケチャ鑑賞。
  (がんばれば、1日にこれだけ詰め込めます)

 ウブド・ハンギング・ガーデンの朝。
 真夜中に到着したからわからなかったが、
 急峻な山肌に建っているヴィラ。すばらしい渓谷ビュー。

 なんというか、深山から幽谷を見下ろす感じ。絶景。
 パノラマルームを取ってよかった。
 高低差の激しい斜面にヴィラが点在するため、移動にはゴンドラを使う。
 説明が面倒なのでこちらをどうぞ。

 野生の猿をあちこちで見かける。愛らしい。
 猿たち、なぜか昔のベッカムのようなソフトモヒカンをしている。

 渓谷を見下ろしながらいただく朝ご飯もすばらしかった。
 すべて美味。いちばん美味なのは、空気かな。
 バースデーケーキも持ってきてくれました。

 この日は、ガイド付きのクルマを1日レンタルして観光。
 ちょっと後悔する。こんな素晴らしいホテルなら、
 ホテルそのものを楽しめばよかった! …と。

 9時にクルマのお迎え。

 ゴア・ガジャ、イエ・プルをまわって、
 ランチは「イブ・オカ」へ。
 豚の丸焼きを切り分けてライスに載せたバビグリンが有名な店。

 王子はイブ・オカのバビグリンがちょっと苦手だった模様。
 落とした皿をそのまま使うといった衛生的な部分が(笑)。
 私は平気なので、美味しくいただいた。
 白い脂がしがみついているパリパリの皮が、
 ちょっとくどく、まったりとおいしい。


 足を伸ばして、スマラプラ宮殿を鑑賞。

 ゴア・ラワ寺院でコウモリの大群(ニオイ、音、すごい)にびびったあと、

 おいしい塩で有名なクサンバ村へ足を伸ばし、
 お天道様に頼る伝統的な製塩所を見学。

 クサンバの塩、たっぷり購入しました。

 ウブドにもどって、街をぶらぶらし、
 モンキーフォレストへ。猿だらけ。やっぱりソフトモヒカン。


 観光レストラン「ラカレケ」でケチャックダンスを鑑賞。
 広場の向かいに陣取ってる西洋人が絶え間なくフラッシュ焚くので
 目つぶしになってよく鑑賞できない。本当にどうしようもない。
 ケチャケチャのかけ声は耳の奥に残った。

 ここではじめて飲んだバリの地酒ブルムに感動。
 カルピスとマッコリの中間というか。女性ウケしそう。
 白く、あっさり甘い、発砲する米の酒。ライムを搾る。
 ブルムはここのが一番おいしかった。

 (※バリの酒屋に売ってる瓶詰めのブルムは、
 できのわるい紹興酒のようなくそ甘い茶色い酒。注意。
 白いブルムは生きている酒で、レストランでしか飲めません)




<11月17日(火) 神秘なる新月>

 ●忘れられない夜

 朝、目が覚めて外を見ると、
 部屋のプールに、猿が子連れで水を飲みにきていた。

 朝食後、ホテルと向かい合っている、渓谷の反対斜面へ
 行ってみようと思い立ち、散歩を開始。

 現地の人たちとすれ違っては挨拶をする。
 あまり外国人が歩かないところらしく、
 子どもたちが立ち止まってこわごわと見てきたり、
 上半身はだかで材木を運ぶおじいさんが
 「は・・・はろー? はるー?」とたどたどしく言ってきては、
 ひとりでウンウンとうなずて笑ったりする。素朴な村。

 そこから別コースで山を下りてホテルに戻る。
 この道のりが思ったより険しかった。
 道といえる道がない。草を漕ぎ、木に捕まりながら降りる。
 そのたびに、ヘビかネズミか、小動物がガサガサっとたくさん
 逃げていく感触。ひぃ。

 最後、川を渡る橋が竹を何本か縛ったもので、
 ほとんど朽ちる寸前、びくびくへっぴり腰で渡った。
 ちょっとした冒険ができた。

 たくさん草の実をつけ、すり傷の勲章をこさえて、ホテルへ。

 ヴィラのプールでゆっくり泳いで、ビールを飲んで、
 すばらしい眺めに、ひたすらうっとり。
 山の緑、空の青、透明ですがしい風に、
 身体が溶けていきそう。本当によいホテル。

 夕方からウブドの街に出て、レストラン「ビアビア」へ。

 本日は、なんと、ウブド全体が、電灯をつけてはいけない日。
 新月の慣習だそう。知らなかった。
 蝋燭の明かりだけでディナーとなる。

 目の前には蝋燭にゆらめくバリの料理と濃厚なブルム、
 祭日らしく、どこからともなく漂ってくる甘い香の匂いとガムランの響き。

 異国情緒が満点すぎてクラクラ、ため息が漏れる。嗚呼。

 帰りは暗すぎて道がわからなくなり、
 道ばたにしゃがんでいる人や犬を踏んだり蹴ったり。
 大変だったが、それもまた、楽し。
 ウブドの違う顔を見た。

 ホテルに帰って、ハダカでヴィラのプールに浮かぶ。
 月も街明かりもない空に、星だけが明るく散っている。

 じっと見つめていると、次々に流星が。
 ちょうど獅子座流星群の日だったそうだ。

 私には、これが人生ではじめての流れ星。
 印象深い一夜となった。



<11月18日(水) 買い食いDay>

 ●観光:モル・バリ・ギャラリア、クタ、スミニャックの街

 チェックアウトまでホテルでゆっくり過ごす。

 朝一番、霧の晴れてきた渓谷に、優雅なトンボが集まってくる。
 しばらくすると鋭くターンを決める小鳥が群れはじめ、
 すさまじい速度で飛び交いながらトンボを補食していく。
 ヴィラの茅葺き屋根では、どこからか失敬してきた果実を
 猿の親子が味わっている。
 それらを遠目に眺め見ながら、こちらも渓谷に張り出したテラスで
 ゆっくりと朝食を取る。

 なじんだ光景も、これで最後。
 今日は、山のウブドから、海のスミニャックに移るのだ。


 お迎えが来る。
 ランチは、ナシアヤム・クデワタン・イブマンクゥ。
 揚げた鶏肉、鶏皮、軟骨、内臓がバランスよく載っている。
 そえられたピーナツがいいアクセント。
 ぴりりと辛く、とてもおいしい。店の雰囲気もバリそのもの。

 ホテル間を送迎してくれたガイド氏は、食事中ずっと、
 バリの公務員は恵まれすぎている、そのくせ働かない、ひどいもんだ、と、
 私たちの横にいた公務員を憎々しげに見つめながら悪口をまくしたて、
 鬱憤を晴らしていた。

 途中、クタのギャレリアに寄ってもらう。
 目当てはブランド品なんかじゃもちろんなく、

 ロティボーイのパン!!!

 これが美味しいらしいとネットで見つけてから、
 夢に見ていたのですよ。

 甘いコーヒークッキー生地がかかったふかふかの
 パンの中に、とろける有塩バターがたっぷり入った
 魅惑の肥満食。
 これはくせになる味でした(2010年に、また行った)。
 ああ、書いてるだけでまた食べたい。。。


 スミニャックのホテル「セントーサ」へ。
 なかなかの高級ホテル。
 通されたヴィラは、敷地内を鯉が泳ぎ、リビングもダイニングも広大。
 ベッドルームはプライベートプールを挟んで別棟にある。
 そのプールも、ふたりで平泳ぎできるほどだ。
 うーん、ハリウッド映画に出てくる金持ちの別荘みたいだ。

 ただ、海際の観光地なので、当然ながら、囲われている。
 ウブド・ハンギング・ガーデンの、あの心地よさ、
 自然と一帯になるような開放感には及ぶべくもない。
 ホテルとしての格はセントーサが上なんだけどね。


 スミニャックを適当に歩き回り、買いもの。
 オサレなお店が多い。
 地元アーティストのアクセサリーとか、日本でも使えそうな
 思い出になるものを買う。

 そのまま夕食。
 ふらりと入ったレストランが、無化調はいいんだけど
 全然パンチがきいておらず、へこむ。

 くやしいんで、タクシーのおっちゃんにお願いして、
 屋台で「マルタバ」と「トゥランブラン」を購入。

 ホテルに帰って、ビールとともにマルタバを完食。
 じっくり揚げ焼きした「具包みクレープ」のようなものです。
 (具はタマゴとネギとそぼろ。チュニジアのブリックの
 具が少ない、生地厚め版というか…)
 大量の唐辛子をつけてくれるけど、それかじりながら
 食べるというロコスタイルは、日本人にはキツい!

 チョコとチーズ入りのトゥランブラン(ホットケーキ)は半分残しました。
 粉モノそんなに入らないよな…と買いすぎを反省。




<11月19日(木) 川遊び>

 ●観光:トラガワジャ川

 トラガワジャ川でラフティング。
 催行するソベック社からホテルに迎えのバンが来て、川の上流へ。


 ゴムボートに乗って川下りするアクティビティ。
 ゆるやかな流れではバナナの木や鳥をのんびり観察。
 川で洗濯するバリニーズも。
 熱帯の森の生命力が毛穴からしみこんでくる。

 急流では、ガイドの声に合わせて必死でわっしょいわっしょい漕ぐ。
 日本語で「早く、早く」って言ってくれてるんだろうけど、
 「はいやくー、はいやくー」って聞こえる。配役?
 途中、小さな滝壺で休憩し、泳ぎまくった。

 最後に落差4mの滝をボートごとドブンと落ちて終了。

 (王子はこのショックで腰を痛めはりました)

 ボートこいで、泳いで、クタクタだけど爽快。水遊びはいい。

 ツアー後に丘の上でいただくバイキングランチは
 ぜんぜん美味しくないので、バリでラフティングする人は
 期待しないように。


 夕飯はクタのワルン「チャンプル・チャンプル」で。
 アヤム・カンプンが美味しかったぁ。
 無化調だけどパンチもある。店は小汚いけど、おすすめ。
 ロコにも人気で、時間をはずすと種類がないときもあるそう。お早めに。




<11月20日(金) 帰国>

 ●観光:デンパサール市場、パサールクレネン


 朝、砂浜を散歩。
 やっと海らしいところを味わう。

 今日は、バリ最終日。

 13時、ホテルにガイドのお迎えが来る。

 ランチは、プランギ・バリ・ビストロで、ミーアヤム。
 ここ、絶品です。

 甘辛いタレのかかった麺と、あっさり鶏スープが別々にくるんで、
 まずは麺だけまぜまぜして、そのまま味わう(油そば的に)。
 半分ほど食べたら、スープをかけて。
 どっちもうんまい! 下品なうまさ!
 細麺はパツっと歯ごたえがよいタイプで、日本でも流行りそうな味だと思う。

 デンパサールに移動し、バリ最大の市場を見学。
 むき身のジャックフルーツを食べる。
 何かに似てるなぁと思ったら、今はなき「フルーツガム」だ。
 黄色いパッケージの。ロッテの。アレに似てる。
 ねっとりとクリーミーな舌触りで、甘さも香りも濃くて、
 すごく美味しかった。(当たり外れが激しいそうです)

 その他、おやつ(クレポン)、絵画などを購入。

 市場をたっぷり楽しんだあと、パサール・クレネンへ。
 こちらは衣料品がメインのバザール。
 インド綿のパジャマなど購入(現在も寝間着として愛用中)。

 ここは、屋台風の食堂がいろいろと揃っている。

 こちらでバビグリン、フーヤンハイ(中華ですね)、
 野菜炒め、各種サテ類、デザートを食らう。なかなか。
 早い時間でお客がいなかったせいか、蚊取り線香を
 持ってきてくれたり、話しかけられたり、いろいろとかまってくれた。


 飛行機が深夜のため、これでもまだ時間があまる。
 ということで、空港近くのエステへ。
 髪を洗ってトリートメントする「クリームバス」で、バリの汗とホコリを
 流し去り、ツヤツヤに☆ サッパリした~! と、王子が喜んでた。

 あ、バリ滞在中、何度かマッサージ行ってるんですよ。
 ただ、写真が残ってないから、いつどこに入ったのかわからず(汗)。

 とっても安いから懲りずにトライするんだけど
 どこ行っても「腕は日本の整体師さんのほうがいいなー」と思いました。正直。
 
 クリームバスが終わって23:30。

 さあ、空港へ!

 深夜 01:00 デンパサールから成田へ飛び、無事に戻ってきましたよっと。


 なかなかに盛りだくさんな旅行でした。


(2009年のバリ旅行記、終わり。
 2010年も行きましたが、それはまた、余力のあるときに)


 うわー、長くなった。


 ここまで読んでくれた人、とってもお疲れ様でした。

 誰もいないか……(汗)。




おしぼりうどん

 
もうけっこう前の、12月の話なんですけど、

長野県の坂城町まで「おしぼりうどん」を食べにいってきましたよっと。


王子が中国出張のかえりのJALから持ち帰ってきた機内誌で
はじめてその存在を知って、おいしそーだなーと。

思い立ったらすぐ行動 (楽しそうな場合に限っては!) ってことで、
出張の翌週には出かけて参りました。


免許をもたない私は、運転ができません。
全行程のハンドルを握るのは王子。

2ヶ月前の岐阜県鍾乳洞旅行では1泊2日900キロを運転させられて
かなりお疲れだったのに、喉もと過ぎた熱さをケロケロと忘れて、
王子は 「うどん、うどん」とはしゃいでいます。
まったく食い道楽野郎というのは、たいがい楽観的です。


今回は、さらに過酷な、長野日帰り強行軍。

やっぱり最終的に疲れ果ててた王子の頑張りを
記録しないのも悪い気がしますので、
遅くはなったけど、書いてみることにしたというわけです。


12月8日の東京はぽかぽかの陽気、10月並の気温でした。
完璧な天候の中をハイテンションで高速をぶっとばす心地良さったらありません。

「スタッドレスでもチェーンでもないタイヤで長野に12月に行くなんて
無謀かと思ったけど、ぜんぜん心配いらなかったなー!」
「ホントだねー、むしろ暑いくらいよねー!」

なんて、ガンガンのカーステレオに負けない声をはりあげてきゃぴきゃぴ
やっていたってのに、諏訪のトンネルをぬけて驚いた。

いきなり、山がまっしろ!


「おおお、国境の長いトンネルを抜けると雪国であった――!」


思わず叫んでしまう、おどろきの瞬間芸!

さっきまで周りは緑緑した杉山だったのに突然の銀世界、
そして路面はつるっつる!


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「な、なんか寒いっ」とあわてて暖房のスイッチをひねり、
「し、慎重にね」とスリップに気をつけつつ、そろりそろりと、
坂城町をめざしたのでした。


と、のんびり旅行記モードもいいけど、おしぼりうどんについて
なんも解説してなかったことを思い出した。

おしぼりうどんってのは、「ねずみ大根」という辛味の強い大根をおろして
絞った汁に、甘めの信州味噌をとき、それをつけ汁にして、
手打ちのうどんを食べるという坂城町の名物です。


ウィキペディア先生によると、

《なぜこのような食べ方になったかというと、信州は海から遠く
離れていたことがあげられる。昆布や鰹節といった海産物は
手に入りにくく、出汁にできない。また、醤油も東日本で一般に
普及したのは江戸時代も後期のことであり、田舎では高級品であった》


だそうで、要するに代用食なんですけど、つゆで食べるのとは違った
味わいもまたヨシということで、今に伝えられているわけです。

大根の汁のぴりっとした辛さの奥に自然の甘みが広がるその味覚を、
地元では「あまもっくら」というのだとか。


気になるじゃありませんか。




やってきたのは「かいぜ」。

スタンダードなおしぼりうどんが食べられる有名なお店のようです。


都心では考えられないだだっ広い敷地に、決め手となるねずみ大根が
干してあります。軽く干したほうが味がよくなるのかな。


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ねずみ大根に、ズームイン!


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この、コロンとした寸詰まりの形が「ねずみ」の由来に違いない。

ご丁寧に、しっぽまでついてます。


「かいぜ」さんのメニューは、

おしぼりうどん・そば、
めんつゆ味のうどん・そば、

以上! と、潔いものでした。


専門店らしい感じに期待が高まる中、おしぼりうどん ふたつくださいな、っと。


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ジューサーでぶい~んとジュース状にしたねずみ大根の汁に、薬味と、味噌。

うどんは、つけ麺でいうところの「あつもり」です。

灰色がかった色味と、切り口のエッジ、ねじれ具合から、讃岐系のつるりシコシコ麺
ではなく、富士吉田や武蔵野系のガシガシ麺であることがうかがえます。

「おしぼりうどんは初めてですか?」 と、店員さん。
「あ、はい、初めてです」
「でしたら、お味噌をぜんぶ入れると、食べやすくなりますから。
お味噌は追加もできますからね・・・」

やさしく微笑みながらアドバイスをいただきました。

ん? と、顔を見合わせる王子と私。

「・・・そんなに辛いのかな?」
「いや、でも、『あまもっくら』なんでしょ? よくわかんないけど」

こそこそ話し合いつつ、まあいいや、まずは味噌無添加、
100%ねずみ大根汁にて、初のおしぼりうどん、いってみます!

つるりとすすれない、固めの麺をわしわしと口の中にねじ込んでみたらば。


「ん、まあ、大根だな」
「うん、甘みがけっこうあああっ、うわーーーーーー!!!!!!」


かかかかかっ!!!


かっらーーーぁぁああぁぁあああああああぁッッッッッ!!!


ファーストインパクトの、大根らしい土くささのある甘味はほんの幻、

数秒後には爆裂に舌を、口内を、喉を、ありとあらゆる粘膜を、
ビリビリと揺さぶってくる! 辛い! 本気の辛さ!!


トウガラシの熱を帯びる辛さとも、ワサビのツンと爽やかな辛さとも違う、
しみるような・・・というか、胃がでんぐり返るような・・・というか、
クハーッとした刺激で、

ひとことでいうなら、「チャクラが開く」って感じの辛さです。
ちなみに第3チャクラね(どうでもいい)。


「これ、これさ、身体にいいの? 悪いの? (涙目)」
「わからん。大根おろしなんだから消化によさそうだけど、俺の胃は
『ムチャすんな』と言ってるみたいだよ (涙目)」

なんて会話をしながら、味噌を溶き入れて食べてみる。

「あ、だいぶ甘くなった」
「うん、甘くて、そして、やっぱり辛い」
「そうね、、、胃がシクシクすることに変わりないからね」

とにかく、粘膜に沁みる……。

味噌を少しずつ増量しながら、わしわしわしと食べ進みます。

「一言で味をあらわすなら、大根おろしの汁と味噌の味だな」
「そのまんまじゃんって突っ込みたいけど、その通り・・・」

単調な味に飽きてきたところで、薬味を投入。

「ねえ、かつぶし入れたら食べやすくなったよ」
「そりゃそうだろうけど、俺は入れないよ。『出汁を使わないが旨い』っていう
おしぼりうどんのコンセプトに反してしちゃうじゃない」
「いいじゃん。だいたい、かつぶし入れずに旨みを出すなんて無理があるんだよ」
「しおりちゃんって、たまに元も子もないこと言うよね……」


とかなんとか言いながら、結局ふたりとも、きれいに完食。

完食したということからもわかるように、まずいとか、そういうアレでは
ないのですよ。

けれど、手放しに美味しいとはおすすめできない味でもあり。


<おしぼりうどん まとめ>

・日本中のうどんがこれになっちゃったら、かなり困る。 てか、悲しすぎる。

・でも、一生に2回くらい食べるものとしては、ぜんぜんあり。
(10年後に誘われたらまた食べにくると思う。)

・なんせ刺激的なので、ハマる人にはばっちりハマる味かもしれない。

・食べた後は、かつおぶしや煮干による「出汁」を考え出した人の偉大さに
 あらためて感じ入る。


うどん自体、ガシガシ系よりも、讃岐系のつるりとコシのある麺のほうが
好みなんで、ちょっと偏った評価になっていることは否めませんが。


食べ終わるころには、でんぐり返っていた胃はホクホクとした熱を帯び、
身体の中からあったかい感じになっていました。

ただ、やっぱり、身体にいい暖かさなのか、悪い暖かさなのか、
判別しづらいような、微妙な痛みをともなう暖かさではあるんですけどね。






食後は、せっかく長野まで来たんだから~ってことで、
日帰り入浴施設に寄ってみたり。

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(おぶせ温泉あけびの湯。
石垣の上の透垣の裏がすぐにもう露天風呂なので、駐車場からふつうに
女湯露天がみえちゃうというスリリングな環境)


天然の湧水がある神社に立ち寄って、お水をくんでみたり。

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(古い森にある神社には、なかなかに敬虔な気持ちにさせられましたが、
この看板はどーなのか。説明機は住職みずからナレーション担当)


善光寺まえの参道で、濃厚な栗ソフトクリームを堪能したり。

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(竹風堂というお店です。
洋風の栗スイーツの味ではなく、和菓子の「蜜煮の栗」をソフトクリームに
練りこんだような、不思議な味でした)




全体的には非常に中身のつまった日帰り小旅行でありましたよ。



鍾乳洞が宿命的にキッチュである件について

 
遅くなってしまいましたが、9月24日~25日に遊びにいった岐阜の
飛騨高山~郡上八幡旅行の続きをば。

今回のメインディッシュ「鍾乳洞」と「長良川の天然鮎」について書いておこうかと。


出発直前まで両日とも雨の予報だったので、今回は、
天候に関係なく楽しめる「鍾乳洞」をメインに旅程を練っていました。

どのくらいメインだったかというと、2日間で5カ所巡るつもりだったという。
バカでしょ。


ところが当日、東京を出たとたんに晴れてきちゃって、急きょ白川郷などを
まわったもんだから、結局、3カ所しか回れなかったの。鍾乳洞。

1泊旅行で3カ所も回れば充分なんだけども、鍾乳洞って、
「次こそはきっと何かステキな『異世界』が広がっているでは!?」みたいな
期待感を抱かせる場所ですので、
行けなかった美山鍾乳洞と郡上鍾乳洞には、ちょっと心を残しています。


白川郷の写真。

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まんが日本むかしばなしみたいで可愛い家の集落でしょ。
でも、内部はお決まりの、飲食店か旅館か土産物屋か。

なんだかなあー。

もっとこう、アトラクション的な、もしくは博物館的な、
心躍る何かに利用することって、できないんでしょうか。

この「ふーん、これだけか」感は、上京してはじめて渋谷に来たときに、
「えっ、、渋谷って、ショップと飲食店とクラブがあるだけ?
もっとこう、キラキラした楽しいことがたくさんある、祝祭的な街だと思ってたのに」
ってガッカリした気分に似ている。。。


(これだったら、合掌造りの古民家をそのまま移築してつくられた民族村
「飛騨の里」の方が面白かった。
ゆっくり落ち着いて見て回れるし、家の中ががらんどうで好きに探検できるし、
電飾がほとんどないから当時の屋内の暗さも追体験できる。
博物的な展示物も豊富で楽しい! 「飛騨の里」はオススメです。)


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(↑飛騨の里)


ああっ、また前哨戦というか余談でこんなに字数を取ってしまった!

なかなか本題にたどりつかないんで、白川郷についてはこれで切り上げよう。


で、鍾乳洞です。本題です。

今回は、飛騨大鍾乳洞、大滝鍾乳洞、縄文鍾乳洞をまわりました。


「鍾乳洞に行きたい!」
…その気持ちの7割は、グランドキャニオンを観に行く心情にも似た、
「自然の造形美を堪能したい」という欲求でしょう。

だけど、あとの3割には、さっきもちょっと書いたけど、

「何かステキな『異世界』が広がっているんじゃないか!?」

もっと言えば、

「地底人とまではいわないけど、正体不明の白い影とか、コウモリの大群とか、
体の透き通った不思議な虫とかが見られたり、
地獄まで続いていそうな深い穴から妙な歌が聞こえてきてフッと死に
誘われそうになったりとか、そういう、『あなたの知らない世界』的な、
『インディ・ジョーンズ』的な何かが待ってるんじゃないか!?」

という、多少、子どもっぽいというか、「いかがわしいもの見たさ」というか、
そういう心情も混ざっていると思うのですよ。


その非現実感が、つららみたいな石灰岩が垂れ下がってるだけの
ヒンヤリした穴ぼこに、特別なワクワク感を与えている…と、思うのね。


で。

鍾乳洞運営者のほうも、その、こちらの「すこし、ふしぎ」を求める気持ちに
最大限に応えようとするんでしょうね。
サービスしようと意気込んで、待ち構えてくださっているのですが……、


どうにも、それが的外れというか、
一言で言えば、おかしなことになってしまってるんですよ。


鍾乳石に、なんとかのビーナスとか、月の御殿とか、ローマ神殿とかいう
夢夢しい見立てを無理くりやってみたり、
それがどこでどう一周したのか、「さんごの乳房」「大宇宙人」とかいう
意味不明なネーミングに走りはじめたり、

おどろおどろしい人形を暗がりに配置してみたり (腰抜けるかと思った!)、

なぜか無駄に立派な「関羽」の大理石像が置いてあったり、

見上げるほどデカい男性シンボルの石像をわざわざ作って「子宝祈願」と
しめ縄を巻いてみたり、
石筍にエロい名前をつけてピンクに照らしてみたり……。


違う。
なんかもう、決定的に、違う。


我々が、少なくとも私が鍾乳洞に求めたい「すこし、ふしぎ」な異次元感は、
そういう方向じゃないんだ。
「聖痕を見たい」と思う種類の「いかがわしいもの見たさ」であって、
言うなれば、「神秘」への希求なんだ。


嗚呼、それなのに。


なんでこう、日本の観光地的サービス精神は秘宝館の方向
走ってしまうのか、残念でなりません。


大滝鍾乳洞の、鍾乳洞の中をドドドドドと爆音を立てて流れ落ちる巨大な瀑布なんて、
しびれるほどの感動ものなんですよ。
上方の、滝の起点は、鍾乳洞の闇に吸い込まれています。
奔騰な水の流れは、突如出現した何かの奇跡の顕現にしか見えません。
事実、どういうルートで膨大な水がここに集まっているのか、まだわかっていないそうです。

圧倒的な自然の神秘が、ここにある。
なのに、出口の駐車場には、なぜか激しく音程の狂った、ごっつい低音の、
歪んだナウシカが「らん、らんらららんらんんらん…」と、大音響で流れている。

子ども連れが多い → ジブリ、っていう回路はわかるんだけどさ……。

敬虔な気持ちを、前向きなサービス精神が、腰砕けなものへと、
台無しに台無しにしていくんですわ。誰にも悪意はないってのに。


鍾乳洞は、宿命的にキッチュである。


今回の旅行で得た、ちょっと悲しい結論だったりします。


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(長くなったので天然鮎の話はまた……。)



けっきょくバリへ。

 
来月の誕生日は、またバリ島に行くことになりました☆

去年は、ウブドとスミニャックでしたが、今年はサヌールとウブドです。


行ったことのない土地に行く魅力を打ち負かしたのは、
「もう1回、バリでアレやアレやアレが食べたい!」という抑えがたい欲求。

そう、バリ島は食べるものがうますぎるのです!!


ホテルのレストランはダメですよ。
「おいしいんだけど、つまんない味」のもんしか出てこない。万国共通で。

町に繰り出さないといけません。
ワルンと呼ばれる食堂のごはん、最高に美味しいんですよう。


バビグリンやナシアヤムなどの、ナシチャンプルたち。
あっさりした後引くミークア。 小腹がすいたときにすすりこむ優しいバッソ。

サテやアヤムゴレン、イカンゴレンをアテに呷る、真っ白く泡立つブルムの
かすかな酸味とさわやかな香りを思い出すだけで鳥肌が立つ。
(ブルムはブルムでも、持ち帰り不可の、レストランでしか飲めない生酒のほうね。
瓶で売ってるブルムは黒いし、甘すぎる紹興酒のような味で、まったく別モノ!)

おやつには、ヤシ砂糖をくるんだ餅菓子のクレポン。
ふっくらと甘じょっぱいコーヒーパン、ロティボーイも病みつきに。

夜食だったら、断然、 チョコとチーズ入りの焼きたてトゥランブラン!
辛党気分のときは、青唐辛子をかじりながら頬張るマルタバ!


(めんどうなんで、各食べ物の内容についてはグーグル先生まで質問を。)


去年、渡バリ前に、「バリのごはん、いまいちだよ」って友人に言われて、
心配しつつ行ったんだけど、もうもう、全然、すっごく美味しかった、なにもかも。

(その友人は、よくわからないものを口にしたくないからと、ナシゴレンばかり
食べていたそうで…保守的というか、もったいないようー。
だって、ナシゴレンは、バリ料理じゃなくて、たぶん「中華料理」です!
観光客向けのお店か、中華料理系ワルンにしか置いてないもん)


てことで、ただただ食、食、食のために! 今年もバリ。

あと1か月近くあるのに、今から胃袋グーグー、心ソワソワです♪



飛騨高山に行ってきました

 
9月24日~25日と、1泊で、王子さまと
岐阜の白川郷~飛騨高山~郡上八幡を回ってきました!

ハットリくんのごとく峻険な山を飛び谷を越え(車でだけど)、
城下町をぶらぶらし、鍾乳洞を巡り歩き、清流の天然アユを食らうという、
たいへん岐阜岐阜しい(ニュアンスでわかってくれ)旅行でありましたよ。


写真をデジカメからPCに移すのが今なんだか「めんどう」という理由により
今回画像は掲載しませんが、まーキレイでした、長野~岐阜の山々は。
そんじょそこらに清らかな小川が流れまくっているという山間部のぜいたく!
ただ散歩しているだけで心洗われるような心地でした。

まったいらな筑紫平野で生まれ育ち、関東平野で暮している私にとって、
山は異世界の象徴。 美しくて、なんというか、嘘がなくて、ちょっと怖い。
とくに夜の山は今でも濃厚に山中異界という感じを受け、足がすくみます。

鍾乳洞も神秘的で、中にいるとドキドキときめきがとまらなかったなぁ。

それに比べたら飛騨の小京都と言われる高山の古い町並みなんて、
内部はほとんどぼったくり価格の飯屋と画一的なおみやげ屋ばかり、
俗っぽくて女子供だましで、ケッという感じでしたわ。
(それらの店が閉まった夜にもう一度散歩したら、なかなかな風情でした)

せっかくの重要文化財を、看板やのぼりでけばけばしくするの、
やめたらいいのになあ。 NO看板、NOポスター、NOのぼり!
外からは何の店だかわからず、「このお店、なんなのかな?」と
戸をくぐって初めてわかる…くらいが、都市景観もよいし、探検チックで
好奇心もそそられるじゃないか! 一石二鳥だと思うんだけども。

まあ、飛騨高山についての感想は、そんなもんです。

余計なことを付け加えるなら、お目当てのお店が臨時休業で、
飛び込みで入った店でとったランチの飛騨牛ステーキ定食、くそまずかったです。
王子の飛騨牛カツ定食も、負けじとくそまずい。
なんせ席に座ったら1分で出てきたからね!
作り置きのカツを30秒ほどあたためて出してきて、2500円っすよ。
一生許さねえ、あのカツ屋。


ところで、さきほど鍾乳洞も神秘的だったーと書きましたが、
今回、もともと白川郷に寄る予定はなかったのです。

なんせウェザーニュースでは、雨、雨、雨の予報。

「雨だけど、せっかく24日に王子がお休みをもらえるんだから、
どっか小旅行に行きたい、、、でも雨では観光地や渓谷めぐりはイマイチ…。
そうだ! 鍾乳洞なら雨とか関係ないじゃん! 岐阜で鍾乳洞めぐりだ!」

という私のスバラシイ思いつきにより敢行されたわけなので、
飛騨高山に宿をとってちょこっと町並みは見るけれど、
基本は「がっつり鍾乳洞ツアー」として組んでいたのね。

ところが、生来晴れ女なワタクシの運が今回も作用しまして
(バリ島もフィリピンも雨期にいったのにスコールすら降らなかったり
1か月の北欧旅行中1度も雨が降らなかったりと、多少迷惑な実績多数)、

2日間とも、まーったく雨、降らなかったの。岐阜。

で、せっかくお天気なのだから、ということで、急きょ、白川郷まで
足を伸ばしたということなのでした。

にっぽん昔話の家みたいで白川郷もかわいかったんだけど、
そんなわけで、今回の旅行で一番書きたいのは鍾乳洞について
だったりします。

鍾乳洞はいい。いろんな味わいがある。


でもまあ、けっこう長くなってきたので、
とっちらかったけど、鍾乳洞と郡上八幡については次回にしよう。そうしよう。

次回までには写真もPCに移植されてるはずだし。 たぶん。



金沢八景で釣り

金沢八景で釣り


4時起きで、金沢八景にシロギス釣りにきてます。

王子と、その友人さんたちと。

揺れもなくて、いい気持ちです。
朝の海はよいなー。
 

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