« オールドボーイとゲームボーイアドバンス | トップページ | ホルモンがっつり! »

2046

渋谷のディーン&デルーカでドーナツゲットし、
小麦房でうどんを食べ、
その足で、2046を見に行ってまいりました。

るてえるびるもれとりりがいく!若崎です。

映画の話をするまえに、ちょっと一言。
よろしいですかぁ?(子供の一生by中島らも)

まず、ディーン&デルーカのドーナツについて。
これね、期待ぱんぱんで買いに行ったのです。
映画がもうすぐ始まるというのに、東横のれん街の人ごみを
さささとカニ走りですり抜け、わざわざゲット。
映画を見ながら頬張る予定で。あ、並んでなかったですよ。
開店当初のウワサのようにマッハで売り切れたりはしてません。
1個280円という思い切った値段といい、
ドーナツとしては思い切ったサイズといい、
全体に思いっきりかかったアメといい、なんともアメリカン。
甘いもの好きで、三度のメシよりスナイダースのカラメル味を
偏愛する私の「あまもの中枢」を刺激する佇まいです。
で、待ちきれずに、席に座るやいなや開封し、予告編が終わる前に
食べきってしまいました。
感想。でっかいんだけど、ギッシリした生地じゃなくて、フンワリ系。
ぱくぱくとあっという間に食べられてしまいますよ。
手に持った大きさはインパクトあるけど、食べ始めると一気です。
(どうでもいいけど一気を変換したとき「一揆」が一番最初に
出てくるのはいかがなものか)
まわりが砂糖でコーティングされてるから、ものすごい甘み攻撃を
予想してたんだけど、そんなことないです。
発酵した生地の香りがフンワカと漂う、甘くないパンを、
周りの砂糖が必死にお菓子っぽくしてくれてます。
おやつにも食事にもなるので、小腹が好いたときの食事として
気軽にパクパク食べたい味でした。
んー、でもね、並んでまで食べたい味じゃないよ。
特別な美味しさじゃなくて、日常にパクリと食べたい味。
デセールじゃなくて、おやつ。
ドーナツだからね。それが正しいよね。

昼食をすませた「小麦房」のうどんは、
新宿の「東京麺通団」に比べると、下の下。
固いんだよ。固いのはコシとは違うんだよ。
太いんだよ。ちょうどいいサイズってのがあるんだよ。
塩辛すぎなんだよ。最後まで食べられないんだよ。
麺通団は偉大だ。しみじみ。

さ、やっと表題の話題です。
2046、評判、悪いですね…。
カーウァイどうした、調子に乗りすぎだ、面白くない、意味不明、など。
平日とはいえ、渋谷なのに、ガラッガラでしたよ。劇場。

感想。
そんなにつまんないかなー?
私はありです。オッケーです。

クソミソに言われる理由をあれこれ考えてたんだけどさ、
多分、日本版の公式ホームページがよろしくないんじゃないかしら。

「その不思議な未来ではミステリーとレインが動き出し
アンドロイドが恋に落ちる」

わははは、私も、このコピーに釣られて見に行ってたら激怒したよ!
未来も2046年も、主人公の書く小説の設定として、
ちょこっと出てくるだけだもん。
ま、全体の筋のスパイス的な役割といいますか、
主人公の思いを語るための手段といいますか…。
だから、「カーウァイがSF!?」とか思って見に行くと
がっかりでしょうね。うんざりでしょうね。

キ○×クもあんまり出番がないしね。

まだ魔都と言われていたころの上海を舞台に、とある小説家の
愛と欲望の日々が綴られてゆく、美しい映画でしたよ。
そう思って見に行けば、楽しめます。たぶん。

トニーレオン、相変わらずの、鼻血が吹くほどのいい男ぶりですよ。
「花様年華」のときから、性格が変わってますけど……。
あの「花様年華」の恋のせいで、こんなプレイボーイになっちゃったの?
などと思いながら見るのもよしです。
私は、今回のトニー・レオンの、常に微笑を湛えたドンファンぶり、
かーなーり、ツボでした。
捨てられてもいい、いっそ遊んで!と叫びたくなっちゃう。
…チャン・ツィイークラスの美女じゃないと、ダメでしょうがね。

根底に流れる二人の思いは違いますが、「欲望の翼」のレスリー・チャン
にも通ずるところがありませんか?
狩のように女を口説き、激しく愛するところ。
けれど心の底が決して熱くならないところ。
覗き込めない深遠をもっているところ。
その、そばにいても痒いところを掻けない部分が、
ますます女を熱狂させてゆくところ。
向こうがこちらを完全に振り向いたら、ゲームセット、
だけど決して決定的に冷たいセリフや暴言は吐かないところ。
並みの女には癒せない傷と孤独を抱えているところ、
そしてなにより、幸福を求めていないところ…。

いい男だなあ〜。
と、思いますよ。
男には、女の描く円周を常にはみ出していてほしい。
女の手の届く範囲で、ニヤニヤとマイホームパパなんてやってる
男には興味を持てないです。
可愛いわがままに余裕でつきあうくらいの度量は必要、
だけど女に魂を飼い殺されている男は、もう男に見えない。
女がどんなに必死で目を見つめて話しかけてきても、
決して目を見て話さずに、横顔で穏やかに笑いながら、
こちらの考えもつかないことを考えていてほしい。

女は生まれついて、幸福を求めるように出来ている。
幸福になること以外に、人生の目的があると考えたことがない。

即物的な幸福も望まず、未来の展望も持たない、
この映画のトニー・レオンや、欲望の翼のレスリーが、
私はとにかく大好きなのです。
現代にはもうあんまり残ってないタイプの、美しい無頼漢。
胸に悲しみを抱えたまま静かに生きている、優しくてヤクザな男。

しかし、ねえ。
トニーったら。

オールバックにヒゲ、そしてスリーピース。

…日常にいたら、避けます。避けるよね?
ビシーッとポマードで固めた、櫛のあとも瑞々しい
ツヤツヤと光るオールバッグ、手入れの行き届いたハナヒゲ、
いい男すぎる、しかしニヤケた顔立ち、こんな、全身から、
「僕は女たらしでええ〜す!」
という情報を発散してるよーな男、どう?どう思う?
舞台が現代じゃないからいいようなものの、
トニー・レオンとジョン・ローン以外がしたら即殺じゃないですか?

トニー・レオン以外では、フェイ・ウォンが可愛らしかったです。
もう、可愛い可愛い可愛い。
他の語彙が麻痺してしまいますね。本当に、愛らしい。
この人は本当に30歳オーバーなんですか?
「恋戦」のときとはぜんぜん違いますね(あの映画はひどかった)。
猫背でスープをズルズルすするシーンには、グググッときました。
かわいい〜〜〜。もう、骨抜き。
トニーがサンタさんしたくなる気持ちもわかります。
あ、もちろん、チャン・ツィイーは最高でしたよ!

えー、こんなこと書くと、ぶっとばされるとは思いつつ、き○×くが
まったくカッコヨク見え(ry
ほかの俳優さんたちが美しすぎるからだとは思うんですけど。

結局、カーウァイは私のツボなんでしょうねー。
映画を見たァ、って感じで、心から満足☆でした。

« オールドボーイとゲームボーイアドバンス | トップページ | ホルモンがっつり! »

05_ 映画・演劇・書評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64666/2092671

この記事へのトラックバック一覧です: 2046:

« オールドボーイとゲームボーイアドバンス | トップページ | ホルモンがっつり! »

プロフィール

2016年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

オススメ



最近のトラックバック

カウンター

無料ブログはココログ