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夫の家族は家族なの?

王子の実家に、初めてお邪魔しました。
結婚前は、呼んでくれなかったんですよねー。
今となっては理由は不明ですが、行ってきました、年始の挨拶。

緊張しますね…。結婚式のときくらいしか会ったことないし
どんな人たちか、よくわからないし。
もちろん、王子の両親なので、いい人たちに決まってる、
とは思うのですが、あまり面識のない、年の離れた人たちと会う、
というのは、状況がなんだろうが、
友人に会うような気軽な気持ちにはなれないでしょ。

しかも、知らないうちに家族ですよ。家族。
籍を入れるっていう考え方自体が私は嫌いなので、
「これからは向こうの両親を実の親と思って…」みたいな風潮が
だいぶなくなってきたことは慶賀の限りです。
(戸籍制度なんてなくなってしまえ、ホント。
前の結婚のときは、入籍しませんでした。皮肉なことに、そのおかげで
“離婚” に手間取ったんですよね…。だから今回は入籍したの)
実際、なにもうるさいこと言われないし、電話すらしたことないし。

でも、やっぱ、なんか知らんけど、年に一回は顔を合わせなならん、
という「正体不明の強制力」は存在するわけで。
で、私も、それに負けてしまうわけで。

相手の両親をスキとかキライとか、会いたいとか会いたくないとか、
そういう話ではないんです。

王子は、こういう話をしようとすると、すぐに
「会いたくないなら来なくていい!」とか
「そんなに俺の親が嫌いなのか!」とか言うだろうと思われる。

そういうことを言いたいんじゃないのに。
なんでわかんないかなあ。

なんでも自分に対する「あてこすり」だと思うのは、
ちょっと自惚れが過ぎやしませんかね?

というのは、ま、置いといて。
「会いたくないの?」と訊かれれば、「別にそんなことない」
としか答えられないんですよ。。
「じゃあ、会いたいの?」と言われれば「別に会いたくもない」
という感じなんですわ。
2回ほど会っただけの他人に、強烈な感情なんか、持たないもんです。

うん。そう。他人なんだよね。キッパリ他人。

でも、なぜか家族。 家族、ということになっちゃいました。
生まれたときからずーっと一緒にいた両親と弟が家族、というのは
肌でわかるのです。家族の基準、みたいなもんです。
夫として選んだ王子が家族、というのも、
「よっしゃ、家族になろう」という段階を通ったので、
家族を名乗ることに抵抗はありません。

でも、王子の妹、ならびに両親に対しては、
そういう存在があることはわかるけど、私との繋がりが不明な存在、
なんつーか、「友人の親族」くらいの感覚しか持てないんだなあ。

A子とは友人だけど、だからってA子の親と私が自動的に友人には
ならないでしょ。
それなのに、ろくに話したことのない夫の両親とは、結婚を機に
ざっくり「家族」なわけです。

ざっくりすぎだろ!と突っ込みたくもなる。

家族。なんなんだろうなあ、家族って…。
普通、「会いたくもなければ、会いたくないわけでもない」
相手とは、積極的には 「会わない」じゃない。
でも、こうやってわざわざ会いにいく、この違和感。

どの辺のことまで、どの程度のテンションで話していいのか、
ざっくり家族な人たちとの距離感がさっぱりわからない当惑をかかえ、
車は一路関越道を走り、群馬に到着したのでした。
日本で今、何組くらいのざっくり家族な人たちが、
当惑を抱えてなんとなく年始を送っているのかしら、などと思いつつ。


浅間山がかすかに見える某所に、王子の実家はありました。

(こないだ、「夫の実家」なんていう言葉は変だ、という
指摘を受けました。「実家」の「家」とは、家屋のことを
指すものではないので、戸籍上「家」を出ていない夫には
「実家」は存在しないということです。
「妻の実家」「夫の家」と使い分けなきゃいけないんですね。
でも、ま、故郷を出て東京で家庭を持ってるんだし、
わかりやすいので、王子の実家と呼ぶことにします。
戸籍制度も嫌いだしさ)

お昼にお節とお雑煮をおご馳走になり、そのあと、お散歩しました。
いろいろと思い出話を聞きながら、神社まで歩き、
初詣を済ませました。

donryu神社

miyagemono2神社近くの土産物屋

のどかな道、のどかな景色。周りは山と田んぼと住宅のみ。
車がないと、スーパーに行けないんだって。
もちろん、八百屋さんとか魚屋さんとかお肉屋さんはありません。
30年ほど前に農地を開いて作られた住宅地には、商店街がないから。
高い建物もなく、静かで、ひっそりした風景です。
ota王子の家そば

私の実家は、都会ではないものの、歩いて行ける範囲に
大手スーパーとデパートが数軒あり、夜中まで明るくにぎやかです。
商店街に家があるため、駅も商店も近く、
車は絶対必要ではありませんでした。

こんなところで育ったのか…。
忘れないようにしないといけないな、と思いました。
見てきた風景が違うということ。
育まれてきた価値観も、違ってしまっているということ。


夕食は、私も台所に立って手伝いました。
そうしなきゃいけないような気がしちゃいますよね、なんとなく。
食べきれないほどのご飯を作ってくださいました。
やっぱりどういう風に話していいのかよくわからなかったし、
軽いトークのつもりが妙にひっかかられてしまったりと、
考え方の違いを実感させられる場面もありました。

私の家は贅沢と美食が大好きな浪費家一族なんですけども、
王子の家は質素倹約を旨とする始末な人たちだし。
楽しいかというとそうでもないし、かなり疲れたけれども、
不愉快なこともなく、良い人たちだな、とも思うわけで、
やっぱり 「よくわからん…」 という違和感を抱えたまま、
王子の実家訪問は終了したのでした。

帰りに、みかんやりんごをいただきました。
おいしくいただいております。

収穫は、王子が自分の部屋から発掘してきたマンガ「三国志」全60巻!
吉川英治の三国志は、王子から借りて読んだことがあるのですが、
「マンガだとまた違った面白さがあるから!」と薦められて、
帰宅後から早速読んでいます。
しばらく退屈しなくて済みそうです♪

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