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映画「運命じゃない人」

渋谷のユーロスペースに「運命じゃない人」を見に行ってきました。


始まってすぐは、「うわ、失敗かも、素人くさいなあ」と
思いましたが、どうしてどうして、小味の利いた佳品でした。

非現実的な部分と、リアルの加減が絶妙。
ひょっとしたら、あるかもね、こんなことも。という感じ。


物語の主軸は、
同棲する為のマンションを買った途端にフラレて以来半年、
ずっと落ち込んでいた「いい人」すぎる冴えないサラリーマンが
経験する、女の子とのハートウォーミングな出会いの一夜。


その一夜を、女の子の側から見てみたら…?
主人公の親友である探偵の視点から見てみたら…?
出ていった元カノの目から見てみたら…?
元カノのつきあっていたヤクザの組長から見てみたら…?


同じ時間軸を、それぞれの視点から追い直していく構成です。


ニアミスに次ぐニアミス。
同じ夜でも、ひとりひとり生きている世界が違うことが描き出され、
主人公の夜は全く違った意味合いを帯びてきます。

主人公がウカレてたとき、裏ではこんな事件が!!とか、
あのとき探偵が必死だったのはこういうことね、とか、
ヤクザの組長が必死に女を探していた理由はこれか!!とか、


映画が進むにつれて、最初に見せられた平凡な主人公の夜が、
陰謀の張り巡らされたエキサイティングでトンデモな一夜に
変貌していくのです。 お見事!


PFFスカラシップによって制作されたこの映画は、
有名俳優も出ていないし、低予算だし、
カメラワークや照明もなんだか自主制作映画っぽいのですが、

脚本と演出の妙で勝負し、勝っていると思いました。


というか、脚本さえ面白ければ、映画って面白いんじゃない!
キャストとか制作規模とか、二の次でいいんじゃない!
という、当然のことを再発見。


私も他のみなさんも、ずーっとくすくす笑いっぱなし。
映画の随所にしこまれた小ネタが最高に笑えます。

楽しい思いをさせていただきました!


特に気に入ったのは、探偵が親友である主人公に言う台詞。

紹介した女の子の携帯番号を聞いていない、タイミングがなかった、
という主人公に、探偵の神田がこう諭します。

「タイミング?…タイミングなんてないよ!おまえが作るんだよ!

おまえ………電話番号をナメるなよ?
あの11桁を知っているかどうかで、
知り合いと他人にわかれるんだぞ。

ナンパはイヤだとか、電話番号は聞けないとか言うけど、
おまえはまだ人生に期待しちゃってるんだよ。

30過ぎたら、運命的な出会いとか、自然な出会いとか、
お友達から始まってなんとなく、とか、そういうこと有り得ないから。
もうクラス替えとか、文化祭とかないんだから。

自分からタイミング作らないと、ずーっとひとりだよ。
ずーっと…ずーっと…ずーっと、ひとりなんだよ」


わはは。そこまで言うか。

コーヒーをつぎに来ていた店員さんまで、つい手を止めて
探偵のセリフに沈痛な面持ちで聞き入っているのが爆笑でした。


ホント、この映画、おすすめします。

見るときは、前売りチケットを買うと1400円になってお得です!


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コメント

おかえり!じつは、よくチェックしてるのよ。
いいねえ、宮古島。わたしも行きたくなったよ。影響されて、彼に「島に行こうよ。」と言ってみたら、「屋久島に行きたい。」だって。泳げる?
この、映画すごい面白そうなんだけどさ、福岡でも見れんのかい?

>ふみふみ
屋久島もいいよ! 泳げるし、川や森も美しい。
沖縄とはまた違ったよさがあるのよ。
どちらも宗教的な雰囲気のある場所で、素敵だよ。
ふみふみは屋久島の方が好きかなと思います。

「運命じゃない人」は、アキラと一緒に行きました。
そのあと、アキラの家にお泊まり。相変わらず仲良しです。
ふみもこっちにいたらいいのになあー。地元は遠いぜ。

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