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2005年11月

腰痛にも人権を

目と鼻のさきにある至誠会第二病院まで行ってきました。
仕事がたてこんでなくて本当にラッキー。
炎症止めのクスリを飲んで、ゆっくりしています。


王子は看病のために仕事を休んでくれました。
ひとりでは病院に行けなかった (なんせ、歩けない) とはいえ
やさしいなあ…とホロリ。
王子はヘルニア持ちなので、痛みをわかってくれてます。


急ぎの仕事をこなしたついでにブログ書いてますが、
あいかわらずズキズキと不愉快な痛み。
時速100メートルという亀の歩みで、不便ったらないよ!


でも腰痛って同情を引けないよね。
本気で痛くてつらいってのに 「年だねー」 と笑われっぱなし。
踏んだり蹴ったりさ。


腰痛にも人権をー!!


動けぬ・・・��( ̄□ ̄;)

朝からずーっと座りっぱなしで仕事をしていたら
腰をヤラレました。。。ううう。。。


さっきから、動けません。
トイレに行きたいのに、行けません。

バイク便を呼んで、校正済原稿を送付しなきゃいけないってのに、
椅子の上で脂汗を流してじーっとしているしかない状態。


上半身をゆらすだけで、激痛。

椅子から一歩も動けず、姿勢を固めたまま、
こうしてブログなど書いてます。場合じゃないんだけどね。


どうしようどうしよう。
こんなときこそ救急車でしょうか?
あーでもドアに鍵をかけてるんだ!!!
チェーンを開けなきゃ王子も入れないじゃん!!!

ピンチです。ううううう。座ってても痛くなってきた…。

とりあえず、寝室までゴロゴロ転がってみます。


釣りは楽しい!

23日、27日と休日連続で本牧に釣りに行きました。
王子の釣り熱にまきこまれる形で。

(26日(土)はスーツの仕立てやら結婚式やらがあったので
行かなかったけど、それがなかったら多分行ってたと思う…
釣りバカ状態です、王子様)


これが楽しい。
釣りがこんなに楽しいなんて、驚きです。


準備が楽しい。
竿を伸ばしたり、仕掛けをつけたり、おもりを考えたり、
釣りは準備に時間がかかります。
焦る気持ちを抑えて、なるべくのんびりやるのが粋です。
この段階で私が一番好きなのは、
紐付きバケツを海に投入して水を汲むこと。
カラカラと軽いバケツが、海面についた瞬間、ズシッと重くなる。
男性だったら軽々なのでしょうが、私だと、このバケツを上まで
引き上げるのはとても骨です。そこがいい。


エサを針に通すときが楽しい。
うごうごと逃げまどうイソメをつまんで、適度な大きさにちぎり、
針の先からしっぽが誘うような具合に仕掛ける。


投げるときが楽しい。
(私はもっぱらちょい投げ、合間に王子と共用のサビキ)
ヒュンと風を切る竿とおもり、ひごろ遠投なんてしないから
この瞬間が妙に気持ちいい。


待ってる間が楽しい。
サビキだったら竿を上下に振ってエサを撒いたり、
ちょい投げだったら底をずるずる引きずって誘ったり、
釣れろ釣れろ〜と思いながら待つ時間は充実してます。

風景もいい。目の前は一面の、海です。海は、見飽きません。
コンビニのおにぎりだって、海を見ながら頬張ると格段に美味しい。
とはいえ、エサを変えたり替えたり足したりと、
そうそうノンビリはしていられませんが。


魚がかかると楽しい。
かかった瞬間の手応え。竿をググッと引くもの、ピクンと可憐に
跳ねるもの、やたら重いもの。手に伝わる振動にワクワクします。


巻き上げるときが楽しい。
リールを慎重に巻き、逃げられないように上に引っ張りあげます。
どんどん重くなる手応えに、高まる期待。
そして、水面に魚の姿が!


釣り上げた瞬間が楽しい。
キラリと光る背。白くなだらかな腹。おどる尾。しなる体。
魚は、ずいぶん美しい生き物です。
「やったー! おかずゲット!」なんて言ってはいますが、
この瞬間の逸るような鼓動は、原始的な欲求を満たすもの。
生き物を、自分の手で捕まえる喜び。


魚をつかむのが楽しい。
生きた魚は、驚くほどぬるぬるしていて、手に重いのです。
その頭部をしっかり持って、針を外し、バケツにぽちゃん。
イワシだと、手に鱗がびっしりとこびりつきます。
その儚く薄い鱗も、虹色にきらめいて、とても綺麗。


釣った魚を見るのが楽しい。
大物だと有無をいわさずクーラーボックスですが、
小魚はまずバケツの中へ。
黒いバケツの中で、小さな背がひらひらと泳いでいる、
これはさっき私が捉えたもの。充実します。


変なものが釣れるのも楽しい。
私はサビキで通算3匹もボラを釣ってしまいました。
ボラは大きいので、サビキだと皆逃げられているのですが
ちゃんと陸まで上げられます。嬉しくもないですが、
「ボラ釣り名人」の異名をいただきました…。
汚い海のボラは泥臭くて食べられないのでキャッチアンドリリース。

あと、昨日は…わたくし、釣り竿を釣ってしまいました よ。
根掛かりか? 重いなあ〜。と思って引き上げていたら、
ずるずると人の仕掛けが。ずんずん引っ張ると、竿先が……

4m超の立派な竿でした。長く海底で熟成されていたらしく、
藻が付いていました。マンガみたい…と大受け。


後片付けはあまり楽しくないけれど、充実したクーラー持って
車に乗り込み、本日の釣り談義に花を咲かせるのも楽しい。

そして、釣果を料理し、お腹に治めるフィナーレ。
それは、本日の釣りというレジャーの完結であり、
第一次産業から遠く隔たった生活を送る中で
自分の手で捕ったものを自分で食べるという
生き物のまっとうなサイクルに参加できた充足感でもあり。
なんて、実際はほんの遊びなのですけど…でも、無駄にせず、
骨まで汁にしていただきます。本当に、おいしい。




来週も行きます♪
そのためにも、平日は仕事をがんばらにゃー。
前倒ししないと、土日が空かないわ(汗)


本牧で釣り

フレンチの紹介は次回に後回し。
写真をアップするの、めんどーくさいんだもん♡

***
さて本題。


やっとこさ竿を買いまして、
行ってきました、本牧管理釣り場!


王子はサビキの人ですが、私はちょい投げ。
投げて釣る! 憧れだったんですよね。嬉しいなー、マイ竿だ!




今、ライターとしてはどうかと思いますが、ヒマヒマなんですよ。
ひとつきぶりに「土日」があるんですよー♪
平日も、6時間くらい仕事をすればオッケーなんですよー♪
(普通だろ。って気もするが、体感としてはヒマな感じ)

断りまくっていた飲み会にも、ぼちぼち顔を出せるようになり、
友人関係も良好に。
夕飯をゆっくり食べたり会話したりする時間ができたせいか、
王子も嬉しそうに飛んで帰ってきてくれる。

そして釣り。
王子を横目で送り出しながら「キィー!私も行きたいのにぃ ( ゚Д゚)ノ」と
歯ぎしりしていた釣りデビューです!

ああ嬉しい。人生余裕もないとダメよね♪
王子の先輩かつ釣りベテランのS氏の車の中で、
「釣りに行く時間のある幸せ」を噛み噛みしては、その味を楽しみました。

イワシをたくさん釣ったほかには、食べられないお魚「ぼら」を2回も
釣り上げました。ボラ釣り名人の異名をいただいた。うれしくなーい!

あとは巨大な「つりざお」を釣り上げました!
どんな大物かと思ったよ、すんごい重いから。
そしたら……誰かが昔、おっことしたつりざお…。

ここが泉なら、金のさおと換えてもらえたのでしょうか。
ところで、あのお話の「銀の斧」の立場って微妙ですよね。
ゴロ合わせのためだけに登場、みたいな。
銀の斧のような立場には立ちたくないなあ。

というのは余談にしても、食べられないものを釣ることについては
けっこう、いい腕前を発揮しましたよ。

次はリベンジ! みておれ~。


女房の尻に敷かれているの?

あああああもう。


飲み会に行ったとします。
「ちょっと今日は早く帰りたいなあ、帰りにくいけど」
なーんてとき、みなさんだったらどう言います?

私はだいたい、「ちょっと今日はこれで……」と言って帰ります。
別にそこで「なんで?」なんて聞いてくる人はいないし、
くだくだしく言わなくても「帰りたがってる」ことは充分伝わります。


問題は、うちの王子様ですよ。


飲み会の後、電話がかかってきます。
「ゆーきちゃんに会いたいから一次会で出てきた!」
「今日は眠いから早く出た!」
なんて電話をかけてくるくせに、外では

「いやあ、女房がうるさくって…」
なんてーことを言い訳にすることがあるらしいんです。ぐわー。


「んーなもん、ちょっと用があるとかなんとか適当に言えよ。
人をダシにするな、その程度の責任も自分で取れんのか、
そういう態度を "マザコン" というのだ」

と、ムカついてしょーがないのでここでばらします。へっへっへ。


「ママがダメって言ったから帰るー」みたいな、
園児のような言い訳が平気なのって不思議なんですわ。
それって、「妻に会いたいから帰ります」よりも恥ずかしくない?


おかげで、「王子は奥さんの尻に敷かれてる」
とかいう風評も一部ではあるらしい。




だいたい男には (とかいう言い方は嫌いだけど)、
家庭への考察に関しては十年一日のごとく変化がなくて
血の巡りが悪く、思考停止している人が多いので、

…簡単に言うと、
夫婦といえば 「亭主関白」か「女房の尻に敷かれる」の
二者択一しかない と天然自然に思いこんでいるよーな
ボンクラが多いので、

あんな言い訳を王子がした日にゃー、男どもの間では
「王子家、かかあ天下決定!」だよね。
それでいいのかしら、王子様は…。


 「若崎さんってご主人を尻に敷くタイプですか?」
 「いえ、別に…」
 「えっ、じゃあ王子さんって、意外に亭主関白なんですね?」
 「………」

こういう「?」な質問をされたことがある夫婦者も多いはず。

うちも含めて、「どっちでもない夫婦」が圧倒的に多いと思うんだけど、
どうも男性は好きみたいよね、この対立構造。変なの。


こういうの 「んもう、しょーがないわねえ」とか思えないんですわ。


「王子さんの奥さんって、すごく身勝手らしいよ」とか
言われるのは全然平気なんだけどさ。 事実だし(´-ω-`)





※言い忘れたけど、1次会で帰ってこい!!
 なんて言ったことは、40度の熱があった日以外には、ありません。


たまには東京のお楽しみ

やっとヒマになったので、土日で誕生日を祝いました♪

王子が気張って予約してくれた某ホテルの
エグゼクティブルームは眺めが良くてステキだったし

これも王子が席を取ってくれた日本橋のフレンチ
「オー・グー・ドゥ・ジュール メルヴェイユ 」は美味しかったし
言うことナシの週末でした。


ちょっといい部屋といい食事。 なんちゅーか王道。
通俗なことを照れずにこなせる王子に感謝してます。
って、去年も書いたなあ。

そういえば、このブログは去年の誕生日、
やっぱり王子がお祝いしてくれた記事から始まったのです。

1年が経ったのですね。しみじみ。


***


土曜は、日本橋三越に、知り合いの個展を見に行きました。

私の実家(自営業)で、長いこと働いてくださった画家のK氏。
小・中学生のときに、福岡で開催される個展をよく見に行っていました。
今は絵を描くことで暮らしておられます。
東京でもたまに個展をしているということですが、三越では初めてだそう。

油絵を習っていたことがある王子も、本職の画家さんに質問したり
説明を聞いたりできる機会を楽しんでくれました。
K氏の人柄そのままに、やさしい色遣いの、ヨーロッパの絵でした。


それから、そのまま下のフロアでお買い物。
Zegnaで王子のコートを買いました。かっこいいロングコート。
ボーナスを注ぎ込むお値段でしたが、似合ってるからOK。

男も30を過ぎたらお洒落をしないと、みすぼらしく見えるからね。
お洒落は楽しみでもあり、都市生活者の義務でもある。
と、思ってます。


そして食事。フレンチについては、項を改めて書きます。


食後に足を運んだホテルのバーは眺めがよろしく、
飲み物の味は普通でしたが、人がまばらでくつろげたので満足。

朝食も行列のできる1階ではなく、
このラウンジでゆったり取ることができ、
部屋のクラスを上げてくれた王子に感謝…なのですが、
バーのラウンジテーブルは食事にふさわしい高さではないのよね。

前屈みの姿勢でオムレツをつつくのは、美しいとは言い難い。
フォークを口まで持ち上げると、オムレツがフォークから
はるか下の皿へと滑り落ちたとき、惨事が予想されます。
手に皿を持ったら立食パーティみたいだしなあ…

こういうときは、どうすべきなのでしょう?

朝食前に軽くジムで汗を流してジャグジーに入る…という、
笑っちゃうほど典型的で俗っぽいホテルの朝の、
そしてそれによって極限まで空腹になった体を充たすはずの、
期待の食事タイムだっただけに、ちょいと残念。
オムレツは文句なく美味でしたが。


では、次回、フレンチのメルヴェイユについて。


仙川「馳走蔵 たかぼ」

メニューの隅々まで画一化されたチェーン店は好きになれません。
料理の味まで常連と馴れ合っている、進歩のない居酒屋も。

そう考えると、仙川にはあまり候補がないのです。


「一平」の味付けは好ましいけれど、冷やが上善水如、
燗と樽は某大手メーカー1社のみ、というラインナップは愛せない。
うまい肴、庶民的な値段、近所に持つには理想の店と思いつつ、
足繁く通う気になれないのは、そのせい。

「なみはな」は魚が新鮮で、刺身や焼き物が旨い。
が、手の入った料理の味は、一平に比べると数段落ちますね。
釜飯や海鮮丼は上々だから〆の店でしょうか。

うーむ。


で、結局、来てしまうのが「たかぼ」。
見た目は池袋の坐唯杏と同じく、きゃぴっと系(by酒徒さん)。
流行の和ダイニングちっくで、チェーンか?ってな感じですが、
どうしてどうして、なかなかいいのです。

魚は九州直送。
刺身は7点盛りで頼むと、必ず2〜3は感動的に旨いものが出ますし、
他にも季節の魚料理が日替わりで多数。
この日は鮟鱇の唐揚げを頼みました。普通においしい。

おすすめなのは、頭。
真鯛や真鱈のかしらを、酒蒸しや煮付け、塩焼きにしてくれます。
だいたい750円くらいで。

酒蒸しにされた真鯛は皿からはみ出るようなボリューム。
鯛は、さすがに魚の王の風格です。
昆布の風味がよく、鯛から酒に染み出たつゆに
柚胡椒をちょっと溶いて食べるのも九州風。文句なく、うまい。

赤い皮の下には、弾力に富んだ白く輝く身。
ブリンとした厚みと、したたるような脂のうまみ。

群馬出身の王子は、鯛をバカにしているというか、
「味がすかすかでまずい魚。形だけがいい」と思いこんでおりますが、
それは粗悪な鯛しか食べてないからじゃ!
これほど上品な滋味にあふれた魚は、そうそうないぞ。
硬い骨の中にまで、香り高い旨味が詰まっているんだから。

「鯛…こんなにうまいんだ…」 と、感動する王子とともに夢中で
身をせせり合い、あっという間に完食。
いやほんと、このボリュームでこの味、頭はお得です。

〆は、出汁の中でグツグツ煮立てた細うどんを、
溶いた生卵にくぐらせて食べる「五島うどん」があっさり美味しい。
いくらでもスルスルと入っちゃう。

無造作に「熱燗を一合」と頼むと、
片口にたっぷり1合の岩手川が来るのも嬉しい限りです♪

忘年会にもいいですよ。
ここのコースメニューの「魚づくし」は、
普通の居酒屋のおざなりなコースよりは百倍もマシ。おすすめ。


ぱんぱかぱーん♪

11月16日になりましたー♪


おめでとう私!
もうバラしちゃうけど、おめでとう 28歳!
20代もあと2年かよコンチクショウ! ヽ(゚Д゚)ノ

(…ひとりで盛りあがるのもアレなので
誰か「おめでとう」ってコメントに書いてください)


「27歳」と書きたいあまり昨日中に化粧品の通販や
アンケートをすませたことはナイショだ。


でもあんま印象が変わらないなあ〜27と28って……。
24から25になるときは「ぐっ」と来たんですけどね。


このまま34歳くらいまでは「ずーん」とは感じなさそう。

若くはない女性(でもオバサンと呼ぶのもはばかられる)っていう
印象では28も34も同じだもんね。


忙しさも緩和してきたし、今日はのんびり夕飯する予定です。
ケーキ食べなきゃ、ホールで♪ TAKEEのやつ!


恩師

高校のときに出会った恩師と、仕事をしました。

***


私には、恩師がいます。ここでは仮にT氏としましょう。
出会ったのは、高校1年生のとき。

担任の教師ではありませんでした。
教わったのは、地理を1年、世界史を2年。

けれど、単なる学科を担当した教師に対しては、
恩師という単語を使用したりはしません。


T氏が私に教えてくれたこと。
それは、

ふいに思い出すと元気になれるような、
書こうとして言葉につまり、涙がにじむような、そういう、
途方もなくキラキラしたものでした。
懐かしい、とは思いません。
現在進行形で、その影響が生きているから。


本を読む楽しみ。
…私がそれまで知っていた「面白さを求める読書」とは違う、
知的好奇心を見たす読書というものを教えてくれました。
私は、今に至るまであれほど魅力的な趣味的蔵書を書庫に揃え、
しかもすべてを読んでいる人間を知りません。圧倒されました。


人と語る楽しみ。
毎日、T氏の家で、仲間数人と、遅くまでいろいろなことを話しました。
これで思想的に偏っていたら危ない先生ですが、
そうではなくて、本当にくだらないことを…
目の見えない人の走馬燈ってどんなものだろうね、とか、
詩人の詩にメロディを付け合うとか、
そんなヨタ話について、そこではいつまでも話していられました。


創作姿勢への厳しさ。
人に見せるからには自己満足だけでできていてはいけない、
サービス精神というものを教わりました。


スタンリー・キューブリックとフェリーニとフランス映画。
これらはカンペキにT氏からの財産です
映画について膨大な知識があったT氏は、
映画を作成する我が部活を利用して自分の映画ばかり撮ってましたが、
そこに参加することは驚きと刺激の連続でした。


学校に行く楽しみ。
大嫌いだった学校、中高一貫教育だったあの学校で、
あのまま恩師に出会えなければ、私は呼吸困難で死んでいた。
でも、地理の授業で質問されたことに何気なく答えた私を
T氏は拾い上げてくれました。「おまえ、面白いよ」と。

そして出会った卒業生、先輩、今まで顔を知らなかった同級生。
T氏の周りの人間たちには、求めていた空気がありました。


男子の話。芸能人のうわさ。グループの悪口。教師の愚痴。
テスト勉強をしたかしないか。洗練されていない、むくつけなシモネタ。


それらの、適当に相づちを打つ以外に方法のない無意味な話を
そこでは聞かなくてよかった。
誰に話しても「若崎さんって変わってるー」としか言われなかった
ドストエフスキーや魯迅、フランクザッパやチックコリアの話が、
そこでは「読んでいて、聴いていてあたりまえ」だった。
ニュースや競馬の話と同列に、自然に語られていて。

私は初めて「なにもわかってない高校一年生」としてあしらわれ、
のびのびしたリラックスを経験しました。


やがて某バンドを愛することで共通した彼と私は、
もうひとりの先輩と3人でバンドを始めるようになります。
メンバーは流動的でしたが、T氏と私は固定でした。
「仕事」のように、真剣に顔をつきあわせて音楽をつくり、歌詞を考える。
採点する方とされる方でありながら、その時だけは上下もなにもない、
純粋なクリエイションの時間でした。


(親は心配してました。妙なことになったんじゃないかって。
笑っちゃうほど今でも考えられないことですが、
全然関係ないながら一応書くと、
T氏はT氏で現在の夫人と恋愛中で、私にもカレシがいて、
だからって仕事には関係ないでしょ? そういう感じだったのです。
プライベートについて(勉強や友人関係を含め)話に出たことがありません。
繰り返すけど、バンドって、内側では音楽ばっかなんですよ。)


退屈で死にそうだった中学時代の記憶が、私には、ない。
カラー・オブ・ハートのように、世界が少しずつ色づきました。
彼は恩師なのだ、と思ったのは、高校を卒業したあとでしたが…。


映画が好きで、仕事の合間に映画ばかり作成していたT氏は
数年前に国際映画祭で華々しい賞を取って学校を辞め、
現在は映像製作会社を作って代表取締役を務めています。
もちろん、そのかたわら自分の作品を撮り続けています。


そのT氏から、仕事がきました。
クリスマスにテレビ放送される特番の、ミニドラマの脚本です。

挑戦的な台詞に発奮しながら、必死で書きました。
「70%程度しか使えないねえー」 なにくそ、と思い、
「書き直してー」 と言われては睡眠時間を削り、
「追加で1本、明日まで」 という注文にも 「できません!」 とは言わず、
黙々と取り組みました。


現在、仕事が詰まっていることもあります。
時間がいただけなかったこともあります。脚本なんて初めてだということも。

だけど、いいわけはともかく、…最高の出来ではなかった。
全部、じっくり考えて、書き直したいくらい。
100%にするよりも、85%で納期に沿う方を選んだのです。


本日、すべてを納品して、そして、恩師からメールがきました。


 「火急にもきちんと対応できる君は、プロですね。
 いや、しっかり成長されてある、嬉しいです。」


先生。


違うんだよ、私はなんども悪態をついたよ、
明日迄なんて無理に決まってるだろコンチクショーってわめいたよ、
しかも70%しか使ってもらえなくて悔しくて悔しくて、
時間がないのが悪い! とか先生のせいにしたりもしたよ。


でも、でもよかった、やってよかった、
誰にでも書けるようなルーティン仕事にウンザリしてたときに、
新しいことができて、初めて脚本なんて書かせてもらって、
すごく夢中になれて、難しいけど楽しくて楽しくて、
だから、だから、ありがとう、先生。


やっぱり先生は恩師だ。


恋人同士には別れがあるし、友人とは仲違いをするけれど、恩師は恩師。
細々とした、しぶとい繋がりを先生と持てて、よかった。

来月、帰省したら会いに行きます。


むっきー (゜Д゜ )ノ

このワタクシが、ここしばらくアルコールを口にしていない!!!

外食すらしていない!!!


この意味がわかりますかっ?
異常事態ですよ、異常事態!!!


お気に入りのお店で(今だったら仙川の「一平」)
うまい酒肴で一杯やりてー!
という気持ちを抑え、メシの時間さえおしんで、
おまけに王子と挨拶以外の会話もロクにできず
(夕飯をマッハですませてデスクに戻り、深夜まで書いてるから)
ああいったいなにをしてるの一度きりの人生。


印税の入らない木っ端ライターが「数をこなす」のは
自然のならいでございまして、
私はどんどんコハレテゆくのでございます。ガラガラ。

こんな生活がしたくてライターになったのかな私は…。


土日はシティホテルに逃亡しますがね。誕生日旅行。
それまでの辛抱だ……ぜいぜい。


サッパという魚

王子が釣ってきたイシダイも鯖も美味しかったです。
(でも、できれば捌けるようになってくれ。忙しいっちゅーねん)

でも、でもでもでも、なんといっても今日のヒットは

「サッパ」 という魚。

聞き慣れない名前ながら、なんだか見たことのある形。
小さいので、とりあえず頭を落として内臓を取り、
塩をしてから小麦粉を振ってカラリとあげてみた。
「じんた」みたいな扱いです。


で、これが。フナみたいな形やな〜とバカにしてたんですが、
大変にうまい。とってもうまい。感動するほどうまい。

サクッと噛むと、じんわり旨味がにじみ出す。脂ものってる。
雑魚らしからぬ玄妙な味。
あーう、美味しい。もっとこれを釣ってきてよ!って感じ。


この香り、どっかで食べたことあるような、でも思い出せない、
とにかく旨い旨いと食べて、後で調べました。

そしたら、「ままかり」のことだと書いてあるじゃないですか!

そっかー、なるほど、ままかりね。
たしかに、あの脂のノリノリ具合、ままかりの味です。
旨いはずだ!!


ネットで見たら、「関東では見向きもされない雑魚」だそうで、
でーっ、なんで?? 旨い魚が多い土地でもないくせに。
マグロなら赤黒くて血液臭いマグロでも喜んで食べるし、
ホントに関東人の味覚はわからんのう。


明日も釣りに行くという王子様。
サッパをもっと釣ってきてちょーだい! お願いします!


本牧に釣りにいってます

王子が、友人達と本牧に釣りに行ってます。
今回は、船じゃなくて、堤防釣り。


私も行きたかった……行きたかったのに……

忙しいんですよう!! 行きたかったのにー!!!
うっきー!!! (゚Д゚ )ノ



ということで、寂しく家で原稿を書いてます。ううっ、土曜なのに…。

ただいま、王子から着信がありました。

「サバとイシダイが釣れました♪」

そうか…そりゃあ楽しかったろう。いいないいないいな。

でもイシダイか。嬉しいなり♪

刺身にしようかな、塩焼きかな。わくわく♪


働くって…

働くって……生活ってなんなのかしら……


なんて考えているうちに、ふっとビルから飛び降りたくなる。
そんな毎日。


なんか、憂鬱に取り付かれてる感じがします。


原因はハッキリしているのです。


仕事が忙しすぎる。


土曜もない、日曜もない。朝も昼も夜もない。
3つの大型案件(連載)と、ちいさな3つの単発原稿が織りなす
取材と〆切と校正のハーモニー。
そのうちのひとつは2日に1回、〆切が来るものだし。
あ、あと脚本もやってるんだ…。

これが11月17日まで続きます。
10月後半からずーっと続いている、強弱も波もない、
ただ平板な、追い立てられるような忙しさ。


家に帰ってきたらテレビを見ながらビール飲んでる王子。
私にも、ああだった時期があったのに…。
職場に毎日通勤するというルーティンな苦労はあったけど、
ラクチンだった、あのころ。

集団に属していれば、誰かがいた。
家に帰れば、プライベートな時間があった。


でもきっとサラリーマンには戻らないんだろうな。
よくわかんないけど、なんとなくそう思う。
思うけど。


つらいです。
逃げたい。本当に。逃げたいです。

死んだら誰も悪くは言わないかな…なんて、また、
ぼんやりしてるヒマはないので、すみやかに仕事に戻ります。



野菜で簡単な酒肴を

ぽつぽつ、ちらほらと、健康に気をつけなきゃ〜という声が
聞こえ始める20代後半。
まわりを見回しても、美ではなく健康のために
ダイエットしている男女がけっこういたりするんですわ。


私もそのひとりで、今まで考えられなかったことに、
「太ると背中に肉がつく」という怪奇現象に見舞われる年になり、
体脂肪率も「その体重で、なぜ?」という高数値を叩きだし、

日本酒より焼酎のほうがカロリー少ないかなーっとか
無駄なあがきをする日もあったりなかったり。


酒を美味しく飲むには、蛋白質の滋味が必要。
だけど、だけど、だけど太る。太るのよ〜!


という悲鳴+欲求が編み出した野菜の酒肴をご紹介。
ビールもしくはあっさりした焼酎に合います。
チョーカンタンです。

ゆで時間と蒸し時間さえ間違わなければ、
繊維がシッカリ残るから歯ごたえがあって野菜の旨味が
凝縮されて本当におすすめですよん。

材料:にんじん1本、ブロッコリ1房、スナックエンドウ1袋。
 にんじんは有機栽培のが味が濃くて美味しいです。

 その他、あれば芽キャベツ、ペコロス、生ヤングコーン、
 まあ、歯ごたえがあって茹でて食べるものならなんでもね。
 レンコンやゴボウでも可ですよん。

(レシピ)
1.にんじんは半分の長さに切り、それぞれ縦に4つ割り。
 ブロッコリの花蕾は大きめの小房に分け、
 スナックエンドウは上下とスジを取る。

2.直径25センチ以上のでっかいフライパンに
 底から1センチくらい水を入れ、粗塩よりも美味しい
 自然塩とか銘柄塩を小さじ2杯くらい入れる。
 しっかり塩味を付けるため、多めの塩となっております。

 火を付けて、沸騰させる。水が少ないからすぐ沸く。

3.沸騰したらにんじんを入れる。蓋をする。2分茹でる。

4.にんじんの上からスナックエンドウとブロッコリを入れる。
 蓋をする。1分半、茹でる。蓋がグラグラするくらい強火!

5.蓋をしたまま、火を止める。2分待つ。蒸すの。
 いっとくけど、蓋のサイズが合ってないと失敗するよ。

6.ザルでよーく湯を切る。よくよく切る。

7.どんぶりにあけて、上からオリーブオイルと擂りゴマを
 振りかけて、熱いうちにむしゃむしゃ食べる。以上。


たっぷりのお湯でグラグラ茹でるよりずーっとおいしい。


塩味がついてるから、なにもかけなくても旨いんだけど、
オリーブオイルと胡麻が入るといきなり酒に合う味に!
あ、擂りゴマだけでもいいです。

マヨネーズとか、クリーミーな胡麻ドレッシングでもうまい。
でもダイエットにはならないんだよねえ…。

忘れて放置すると、ただの柔らかい茹で野菜になっちゃうので
注意してくださいね。
1分!と言ったら1分なのだ。厳守!


昨日の晩は、上記の量の野菜をふたりでつまんで
ビールを飲んでいたらおなかいっぱいになりました。
ヘルシーぶりたい人におすすめしますよん。


バカライター出現!

※この件は全面的に校正することで決着できたようです。


バカライターを発見しました。

会社が新卒向けの某大手就職サイトに出す案内ページに、
王子が登場することになったんです。

そのときのインタビュー模様を後で話してくれたのですが、
「わけのわからないことばかり聞かれた」
と、王子が愚痴ってたんですよ。

 「後輩が困ってたら助けますかぁ?」
 なんて聞かれて、俺、どう答えればいいの?
 「はい」以外の答えってあるの?

そんなことを王子が言っていて、私もその時点から
なんじゃそりゃ、バカだなーとは思ってました。

(ちなみに王子は
「そんなこと聞いてどうすんですか?記事にならんでしょ」
と返答したそう。怨みを買ったかな…)

で。今日。

校正記事が向こうさんから会社に送られてきまして、
ただいま、それを王子から転送して…
転送してもらって……ふるふるふる。

腹筋が震えるほど、怒りを感じたのは久々です。


このライター、正真正銘のバカだーーー!!!


確信しましたとも!!! ええ!!


すごいの。
文章自体も破壊的に下手なんだけど
なんというか…それ以前に、たぶん、人格の、品性の問題。

ちなみに、王子の発言を編集した部分。


 「転勤がなくて良いし、キャリアアップが早そうだし、
 お金もたくさん貰えるし♪そんな理由でここに入りました」

 ↑ なんじゃこりゃ Σ( ̄ロ ̄lll)
 こんなこという上司のいる会社に入りたいか?
 広告費を払っている側の趣旨をわかってくださいよ…
 「♪」ってのも王子からかけ離れすぎ。


 「独学で勉強したわけでもないんだけど、
 就職活動中にふとシステムエンジニアは楽しそうだなーって。」

 ↑上記に同じ。うちの王子はフリーターか。
 「なーって」なんて語尾は使わないし。


 「高い給与を貰おうだったりを一途に目標として思い続けていたこと。
 それがあったから今の自分があると思うんです。」

 ↑ どんな人間や、それは・・・給料だけかい。
 あと、目標として思い続ける、という日本語は変です。


苦労談で、入社2年目で月に400人を動かす案件のリーダーになった話。

 「なかなか思い通りにいかず、上司に毎晩のように
 飲みに連れて行ってもらっていました。」

 ↑ 大成功で終わったこと、その手応えについてはほとんど触れず。
  本当に、趣旨を理解しないライターです。


また、失敗談として、スキーで骨折した話。
1週間しか休まずに死ぬ気で働いたつらさ、その結果、
見事案件をやり遂げたことを話した王子。そのまとめが、

 「もうちょっとスキーが上手くなればって」
 「健康管理の重大さや実力のなさを痛感した数ヶ月でした。」

 ↑ …だから、話の趣旨を理解せんか!
  実力のなさを痛感ってのも、この文脈から意味不明。
  あ、スキーの実力のことなの?
  (ちなみに、ここの前振りには歌謡曲みたいなポエム付き)


・・・うちの王子が…「 足りない子 」になっとる。


基本的なことを言えば、これ、「女の会話文体」だし。

身内だから言うわけじゃなく、実際にはデキル男なんですよ。
障害などのハプニングに強い、責任感のあるリーダーです。
(会社の人ならみんな知ってることだよね?)


これでライターなんて名乗ってるのか〜。
広告文章の意味、わかってるのかな〜。
文章の下手さと斟酌力のなさが感染しそうで鳥肌。

これ一部分抜粋だけど、全文だともっとアホ度が高いんです。

(いま、私、実際にこのリク○ビでお仕事してるんですよ。
Techっていう方だけど。
で、その担当さんに「なんかバカがいますよ」と全文を転送し、
意見を伺ってみましたところ、

「なんですかこれ。すごい衝撃映像(文章)です。
若崎さんがこんなのに影響されないことを願います」

と、返信がきました。身内にすら庇ってもらえないレベルって…)


つーか、編集も編集だ…。
会社は、いい人材を確保したくて広告費を払ってるのに
こんな原稿を通すなっつーの。



テーブルが来ました!

待ちに待った納品の日でした。
ついに、我が家にもテーブル&椅子のダイニングセットが♪


突板やプライウッドやMDFは絶対にイヤ! でも予算がない!
という葛藤の中で、やっと巡り逢えたかわいこちゃん。
デンマークユーズドの、雰囲気のある佇まいがステキ。


ゆったり4人サイズの丸テーブルです。
今日は昼も夜も、家でご飯をつくって食べました。
(忙しいってのに)

これからずっとずっと、たいせつにかわいがります!


11月は

11月は、誕生日の月です。さそり座です。O型です。

誕生日は、16日。

「二十代も、このへんになるともう若くないな」
って印象の年齢になります。


「二十代であることを強調すようになったとき、
その人はもう若くない」

なにかの本に、そう書いてありました。確かになあー。


自分が今いる業界に目を向けたり、
考え方を変えたりすれば、まだまだまだまだ若手ですし、

転職したばっかで、可能性とか未だ信じてますし、
新しいことに挑戦中ですし、

今の仕事が天職だとは思えないので
これからまた、もういっかいくらい転職するかもしれないし、
「それでも全然やっていけるだろ」
と、無邪気に肉体と運命の底力を信じてますし、

なんだかんだいって二十代なんだから
人生の先輩から見れば若輩つーか小僧なんですけど、


そういう「意味を含めた若さ」 とか「人生の中での若さ」とは別の、
「純粋に生物的な若さ」 の話として、

もう若者ではないですね、っていう年齢になったなあ、と、
思ったのでした。

ここを自覚しとかないと、やっかいな人(女)になっちゃうのよね。
勘違いしてるのが、たまにいるからさ…。


「もう私もオバサンよおー」とか自虐的に言ってるわけじゃ、
もちろんありませんぜ。
オバサンと呼ばれても、まったく腹は立ちませんけども。
(だってマイナスのイメージを持ってないんだもん、その単語に)


とりあえず、誕生日旅行をする19日までには、
ちょっとは仕事が片付いてるといいなー(悲願)。


ゲリラブ旅行 vol.3

ひさびさに続きを書きます、1ヶ月前の稲取旅行。

ゲリラで泊まることにした、やまだ荘の話でしたね。

●お風呂が露天で貸しきり! 海はすぐそこ!
 しかも源泉かけ流しで泉質ヨシ!

●2人でも12畳の部屋を用意! ひろびろオーシャンビュー!

●言い忘れたけど、内風呂も広くて落ち着ける!
 アメニティ使い放題だし!

●宿泊費は、平日なら ☆ 1万円 ☆ ぽっきり!




…というところまで話しましたっけね。ふう。

で、ここまでいいことづくしだと、気になるのが、食事。
1泊2食付き、しかも部屋食、で、いちまんえん〜? でしょ。


でもこれが、侮ったものではないんですよー。

0930Sazae

0930Funamori


写真ではわかりにくいんですが、おいしいです。

( サービスのつもりの舟盛りが…ちょっと…あの、
舟盛り、私は恥ずかしいと思う方なので。普通の皿でいいんで。
お刺身は、すごく美味しいですよ。キンメの刺身とか )


高級旅館の出す、料亭のような味ではありません。

家庭の味、民宿の味。
料理上手なお母さんがつくった、というテイストです。

でも、安めの旅館に行ったときに出るような、

 「なに? この貝殻に入ったグラタン? 今、何世紀?」
 「手毬麩に、吹き寄せ…これって絶対、市販品だよね!」
 「名物とかいってたけど、まずぅ! てゆーかそもそもこれ何!?」
 「天ぷらも煮物も、冷たい! 水滴がついてる!」

…ということは、一切ありません。
ぜんぶ、正体の確かな、手作りの、食べられるものです。
変な、旅館らしい、色だけがキレイな市販品が混じってないの。

そして、てんぷらとか、キンメの煮付けとかは、
あったかいものを、いいタイミングで持ってきてくれます。

0930Okoze

0930Kinme

小鍋も、産地無関係な紙皿のスキヤキとかじゃなくて、
地元のはまぐりと豆腐を煮立てた、あっさりした清汁です。

見た目だけが豪華、っていうゴマカシがない食卓。
ちゃんと食べられる料理だけが並んでいて、美味しくて、誠実。




…と、全体的には誉めましたが、ひとつだけ、いただけないものが!

それは、釜飯です。
これが、変に甘くて、市販の山菜釜飯のモトを使った!?と
疑うようなもの。
全然おいしくない…というか、積極的にマズくて、
米好きな王子も一口しか食べなかった。私もギブ。

今度からは、おひつで白米をもらおう、と決意しましたよ。

(あと北海道産のカニもいらん! ムダ豪華、はんたーい!)


朝ごはんは、鯵のひらきを食卓で炙りながら食べます。
こちらは至極普通の、にっぽんの朝食メニューで、
特筆すべきことはありません。

あえて言えば、おひつのご飯が足りなかったかな…。
あ、ひらきはおいしかったです。

***




早起きして、朝食の前に、目の前の稲取港で釣りをしました。


オキアミを撒いて、ハリに小さなエビを付けて釣ります。
リールも何もない、超簡単な竿。


DSCF0030

10センチくらいの、とっても小さなイワシがバンバンかかります。
でも、バケツにいれておくと、飛び出してしまうの。
ということで、リリース。

大きなものがかかったら持って帰ろうと思っていたのですが、
小イワシの他は、フグとか、食べられない魚しか
掛からなかったので、おみやげはナシでした。


でも、早朝の釣りはとても気分がよく、心弾むもので、
ここから私と王子の
「ちゃんとした釣りに行こうよ!」 ブームが始まり、
先日アップした「大漁なのだ!」に繋がることになります。


* * *


帰りは、土日に市役所のガレージに立つ稲取の市を冷やかして、
キンメの開きを買ってきました。
狭いガレージ内に、干物のワゴンが5〜6店、
稲取の名産品を売るワゴンが3〜4店、
八百屋や、苗木を売っているスペースもあります。面白い。

「うちのは美味しいよ! あのへんとか、あのへんの奴らは
ぜんぜんダメ! みんな冷凍だから! うちのはナマの魚!」

と、やかましいオジサンから開きを買ったのですが、
 「オジサン、こんな田舎で、そんな露骨に、そこにいる人を
 批判して大丈夫なの?」
と、他人事ながら心配になっちゃった。

オジサンは、買っている間中、
 「俺は、俺は、俺は・・・・・・」
と、オレ話を続けたため、最後には、

・ オジサンが伊豆高原に別荘を持っていること
・ オジサンのお兄さんが市役所に長く勤めて出世したこと

などを知ることになりました。


その向かいのワゴンで、私が伊豆産のテングサを
粉末にしたものを「くださいな」と買い求めると、

 「スーパーで売ってるようなテングサ粉末は本物じゃないよ、
 このテングサは、材料が…(中略)
 いいかい、心太の作り方ってのは、みんなが思ってるより
 簡単なんだ、ほら見てごらん、これがわからなきゃ
 小学生からやりなおさなきゃだよ、まず最初に…(後略)」

このオジサンもまた、しゃべるしゃべる。

私、買うかどうか迷ってるわけじゃないよ、ちゃんと「くれ」って
差し出してるんだよ。なのに、なぜかセールス。

商品を包むのに、たっぷりの時間がかかりましたとさ(笑)。


***


というわけで、なんだか盛りだくさんのゲリラブ旅行なのでした。
今度は西伊豆に釣りにいきたいぞ!!


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