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雑煮の準備

家族や知り合いに電話をかけて材料を確保してもらい、
発送をお願いするところから、雑煮は始まります。

なんせ、私は頑なに「博多具雑煮」がないと正月が明けん!!
と思ってますから、東京じゃなにかと不自由するんです。

雑煮のことを「ただの餅入り清まし汁で、うまいものではない」と思っていた
王子も、今年の正月に初めて具雑煮を食べて、感動してくれました。

まず、出汁を取るための「焼きアゴ」をお取り寄せ。
こっちで売ってたとしても、小さくて高いんだもん。
20センチくらいある太ったアゴを20尾はほしいです。
そこで、親に電話をかけ、いつもアゴをわけてもらっている
うどん屋のおかみさんに、私の分も手配してもらいました。

このアゴを軽くあぶって、1昼夜かけて冷水で出汁を浸出させると、
くさみのない、うまみの濃い「アゴ出汁」が取れます。
これと昆布・椎茸出汁の混合が、具雑煮のベースです。


あと、塩ブリ。こちらの人は正月にブリを食べる習慣がないので、
雑煮の味の決め手となる塩ブリもいいものが手に入りません。
塩ブリから出る塩分で味をつけるのが具雑煮なので、困ってしまいます。
(当然、ヘタクソが作るとブリ臭い、生臭い雑煮になる)

これも知り合いの魚屋さんに頼みました。
自分で塩をすると、加減がわからず、台無しにしちゃうので。


あと、餅。関東は角餅ですが、博多は丸餅。
カラカラと軽くなるまで乾燥させた丸餅を、別鍋の昆布出汁で
柔らかく茹で戻してから、雑煮に沈め、シコシコした歯触りを楽しむのです。
去年は時間がなくてパックの切り餅で作ったのですが、
「なんじゃこりゃ全然違うわい」とショックを受けたので、今年は手配。


ここまではうまくいったのですが・・・

「かつお菜」 が手に入らないっぽい。
博多の雑煮には、かつお菜が入っていないといけないのです。


かつお菜は、とても美味しい青菜なんですよ。

塩して漬け物にしてもウマイ、炒めてもウマイ、お揚げと炊いてもウマイ、
クセがなく、やわらかく、塩ゆでするだけで、不思議と出汁の風味のする
うまみの強い菜っ葉です。


一番好きな食べ方は
「2日ほど塩漬けにしたかつお菜を、胡麻油と唐辛子でピリ辛に炒める」。
シャキシャキしてて、塩と油だけとは思えない旨味があります。

実家では、七草がゆにも叩いて入れてました。風味がグッと増すので。
しかも、茹でてから叩くと粘りがでてきてトロンとするんですよ。
このトロトロも美味しい。


味わい深いかつお菜が、焼きアゴで取った濃厚な出汁を吸ってクタッとなる、
そこが具雑煮の醍醐味なのに、

「あんな嵩張るもの、送りたくない」「送料の方が高いよ」
「新聞紙で巻いて送るのが面倒くさい」と、断られてしまいました……。


実費負担するので、だれか「かつお菜」を送ってくだされ。
本気で困っております。頼みます。


※のちほど、かつお菜を通販している農家のサイトを見つけました。
確かに送料の方が高いですが、買いました!!


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03_ うちゴハン(レシピ)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、「嫁」です。
私もうちのだんなが九州の人なので
結婚以来「具雑煮」を作ってます。
でも、本物の具雑煮を食べたことがないもんで、
レシピを見ながら作って、「こんなのでいいのかなあ?」と思ってきました。
で、今回しおりさんの「雑煮の準備」を読んで、
すんごく参考になったわけです!
すばらしいこだわり具合、感激しました。
でも、やっぱ関東圏では具雑煮の材料そろえるの、
大変なんですよね?
ブリって、塩ブリっていうものがあるんですね。
なるほど。知りませんでした。
道理で私の作るのは味が薄かったわけだ。
でもこれ、関東圏だと見たことないです。
やっぱ、魚屋さんにお願いしないと手に入りませんかね。


こんにちは、コメントありがとうございます!
ご出身の地のものではないお雑煮を、しかも九州から離れた場所で作られるのは、試行錯誤ですよね。
ご苦労も多いと思いますが、旦那様は幸せものですね!(^^)

塩ブリですが、東京にはないですよね。
お魚やさんに頼むのも面倒になったので、最近は、30日に買ってきたブリの切り身に自分で強めに塩をして使用しています。それで問題ないみたいです♪

興味を持って読んでくださって、とても嬉しいです。
写真をUPしておきますね(^^)

具雑煮の出汁は、焼きアゴと、椎茸と、昆布。トリプルスープです(笑)。濃厚で、ブリに負けない出汁になります。味つけは、日本酒と薄口醤油、ほんの少しのお砂糖と塩で。
具は、かつお菜、かまぼこ、れんこん、椎茸、ブリの5品目を入れています。

しかし、もう私の味も、母の味とは微妙に違ってきました。きっと、「嫁」さんの味が、旦那様にとっての懐かしい味になっていくのでしょうね♪

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