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夕飯のはなし

夕飯のメニューです。

まず、肉と牛蒡の煮物。
切り胡麻と豆板醤と生姜を利かせて、日本酒と醤油でまとめる。


ごぼうにも「牛」の字がつきますよね。
そのせいではないのでしょうけど、とても相性のいい組み合わせです。


にんにくや生姜はぜったいにチューブなんか使いません。
すりおろすのが一番。香り高く、余計な味がしない。

実際にやってみると、たいした手間じゃないですよ、あんなの。




紅ひゆ菜とツナとじゃがいものサラダ。

じゃがいもは、皮ごと茹でてから手で剥きます。そのほうが美味しいから。

ひゆ菜は、湯通しをしすぎると、紅の色が湯に溶けてしまうし
えぐみも薄れてつまらないので、湯を張ったフライパンでさっと泳がせます。

すべてをボールで混ぜ混ぜして、マヨネーズと醤油と挽きたての黒胡椒で。

ガリガリとミルで挽いたばかりの黒胡椒の、さわやかで澄んだ香気。
夏に最もふさわしい香辛料だと思う。

ひゆ菜のあざやかな紫がじゃがいもを染めるのも美しい。




えだまめ。
さや切りして、塩分濃度4%の湯でゆでるとうまいと聞いたので
そのように作っています。たしかにふっくらして、おいしい。

ただ、1Lにつき40gの塩というのは、かなりな量。
若崎家では、夏は毎日、枝豆は食卓に上ります。塩の減りが早いなあ。


いがいがと産毛の生えた、硬い生の枝豆の両端を、豆を傷つけないよう
ひとつひとつ、そっと「さや切り」するのも、けっこう面倒。

でも、この一手間が、ビールの友として存在感を発揮する
甘く香ばしい枝豆への道。


セロリに繊維取りが、モヤシにヒゲ根取りが、お揚げに湯通しが
必須であるように、一手間は料理のレベルを底から変えます。

惜しめません。




食後に桃。まだ出はじめ。
冷蔵庫に長時間入れると甘みがうせるので注意。

食べる1時間まえに、そっと野菜室で冷やして、いただきます。

ぴりーっと手で薄く薄く皮を剥き、ヒルになったつもりで、かぷりと吸い付く。

甘いジュースが、したしたっと唇の横をすべって落ちる、官能的な快楽。



平凡な料理を、下手なりに丁寧に美味しく仕上げる才能は、
欠点ばかりが目立つ私に、唯一与えられたギフト。

王子や、大切な友人や、尊敬する先輩。
テーブルに招いてきた大好きな人たちに、喜んでもらえたこと。


ただ、感謝しています。素敵なギフトをありがとう、神さま。




明日はなにを作ろうかな?



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