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恋のしまつ (昔の詩より)

 
 さくらが咲くまでに終わったら
 ひとりでお弁当を広げる
 にぎやかな宴会にはさまれて
 ひとりで唐揚げを食べる
 
 コップ酒は欠かせないから
 リュックに4合瓶を詰める
 コンビニに立ち寄って
 紙コップのセットを買う
 
 ぐらぐら不安なシートの上で
 三角のおにぎりを食べる
 うっかりコップを倒したら
 あたらしいコップで改めて飲む
 
 目が
 まわる
 ぜいたくよ
 
 さくらが咲くまでの話ならば
 あとすこしですむのだから
 文句は言わず着々と
 お弁当の準備をする
 
 ガスレンジを丁寧に磨き
 牛肉の大和煮を作る
 ちょっと生クリームを効かせ
 ポテトサラダをこねる
 大きめの烏賊を選んで
 ずっしりと烏賊飯を炊く 
 冷めてしまってもおいしいように
 冷たいほうがおいしいように

 さくらが咲くまでに終わったら
 満開の下 お重をかかえ
 
 残さずにひとりで食べる
 手づかみでゆっくりと食べる







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