« くさやキュウ | トップページ | ばたばたしてます »

ありふれた始まりのはじめ (過去の詩より、2001年)

 
 用意された結論に必ず辿り着かなければいけないから
 私はまたワンステップ省略して降り立った
 早いほうがいいでしょう そう聞いたことがあるよ
 手に手をとって「てにをは」から
 やりなおせたら仕切り直しで出会いなおし口直し
 さびしいね
 
 スペシャルなものが欲しいんだって言ってる
 「元気をだして」月並みだけど一番はそのこと
 あまり意外性を期待しないでほしい
 いつだって仕方ないことしかしていないのだから
 お気の毒さまって手をとってくれればいい
 
 免許がないから車を運転できない
 飛行場には1時間前に集合だってバカげてる
 遠くに行くためには電車の切符を買わなければいけない
 みどりの窓口に並ぶと侮辱されているような気がするし
 券売機も並ぶ価値のある場所に思えない
 どこへでも行ける定期をくれるならいくら遠距離でも
 きっと会いに行くよといったらイヤな顔をされた
 
 育った土地も家族のありさまも違いすぎる二人が
 こうして同じコロナなど呷っているから東京が好きだ
 たいした出会いじゃなくていい、聞かせてほしい
 どんなことしたい?
 気取りすぎの臆病者にかまっている暇が
 腐るほどあるから休日がいつも好きだ
 
 いつのまにかのふりをして同じベッドにもぐりたい
 余計なプロセスは好きな人と嫌いな人にふりわけよう
 とりあえず今日はこのまま目をとじようか
 全部ありきたりに思えるから夜がくるのはいい
 どんなときも来るから公平でいい
 
 言い訳をするなら私にはいつだって必然なのです
 自由意思なんてこの世にあるのかしら と
 
 ひきよせられるようにまたキスをしてしまった








※これを今はなきネット詩誌「朝飯」に投稿したとき、私は22歳でした。
 うーん、さすがに若い! ってかんじの詩だなあ。無責任でさ。



« くさやキュウ | トップページ | ばたばたしてます »

09_ 詩・短歌など創作」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64666/14951656

この記事へのトラックバック一覧です: ありふれた始まりのはじめ (過去の詩より、2001年):

« くさやキュウ | トップページ | ばたばたしてます »

プロフィール

2016年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

オススメ



最近のトラックバック

カウンター

無料ブログはココログ