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2010年3月

訃報に触れて

 
顔も見たくないほどに愛想がつきて、
ほとほと呆れはてて、
罵ったり罵られたりして終わった人については、

すがすがしいくらいに思い出さないのだけれど。


心をどこか残したまま、
そのときの状況とか理性的な判断とかで別れてしまった人のことは、
たまに、思い出します。


今の年齢で出会ってたらきっと違ってたよなあとか。


元気にしていてくれるといいなあとか。


ちょうどそんなときだったので、驚きましたよ。
この世界は、もう、あなたのいない場所になったのか。


めずらしく仕事のない月曜日の話。



薔薇とサムライ

薔薇とサムライ

今から!
赤坂で新感線、始まります!!

古田さんだいすき。

わくわく!


(後記)
ど派手でした!

貴族の陰謀に巻き込まれる海賊の女首領の物語。

天海祐希さんは完璧に美しいなあと思った次第。
好みうんぬんを超えて、客観的にすごく整っておられる。
スクリーンにドアップになってもまったく問題のないお顔立ちです。


ストーリー自体は単純で、同じ新感線なら「蜉蝣峠」にかなわなかったけど、
派手でサービス精神あふれるエンターテインメントを見られたから、
満足です。


ペットほしい

 
こないだ王子と馬事公苑までお散歩デート行ったときに
正門前にある農大博物館付属のバイオリウムで見かけた
ヒョウモントカゲモドキを飼いたくてしかたありません。


あまりのかわいらしさに、水槽の前から小1時間は離れられなかった。


私はどっちかというと両生類派で (イモリやカエルが大好きです)、
爬虫類には興味が薄かったのですが、ヒョウモントカゲモドキは別格。

サイケなレパード柄は素直に美しいし、
ヤモリの仲間らしいつぶらな瞳は愛くるしいし、まぶたがあって表情も豊かだし、
栄養を溜め込むという尻尾がツチノコみたいにふくれているところもご愛敬だし、
指や爪が身体の太さからするとアンバランスなほど薄く儚いところもツボ。

しかもしかも、爬虫類の中ではとても丈夫で、お金のかかる飼育設備も不要、
ダントツの飼いやすさだそうなのです。


王子:「すぐに飽きちゃうに決まってるから、飼いません!」
私: 「飽きないもん、ぜったい面倒みるもん、いい子になるからお願いー!」


…というホームドラマのような会話を、ここ2~3日ずっとしてます。

幼少時から生きものを飼った経験がない王子は、飼育ってことに対して
非常にナーバス。どーやって陥落させようかなあ。



福岡に帰ってこーい! と、オカンは言うのだが。

 
金曜は某シンポジウムに出たあと、友人と「人生画力対決」を見に行ってー、
昨日の土曜は友人と映画を楽しみ、赤坂~四ッ谷で朝までがっつり
ショットバー飲み歩き。
今日はお蕎麦屋さんで王子と昼酒を楽しんでから公園をお散歩しました。
これからおしゃれしてちょっといいディナーへ。
明日は5時起きで小網代港まで釣りにいくし、
あさっては某美術館でアーティストトークを聞いたあと、
劇団新感線の「薔薇とサムライ」観劇へGOGO。


もちろん午前中や午後の早い時間はみっちりお仕事してるんですが、
なかなか優雅というかイベントの多い毎日が続いています。
もう、楽しく楽しくて。
自分の嗜好は東京って街に合ってるなあとつくづく思った。


文化的なものが徹底的に「いらん」人間であるうちの弟は
「日本なんかどこに住んでも変わらん」と、さっさと東京を引き払って
田舎に引っ込んだし、
ネイチャー志向の人にとっては息苦しいところなんだろうけど。


東京以外のところに住むという選択肢が、今の私には考えられません。
本気で遊ぶ気の人間に対して、何百ものレイヤーを提供してくれる。

キアイと体力と資金さえあれば、この都市は毎日が祝祭です。

だいすきだぞ東京ー!!



人生画力対決!!

 
西原理恵子さんの「人生画力対決」、昨晩、いってまいりました。
ちばてつや先生の回に行ったことがあったので、2回目。


今回バトルを繰り広げたのは、大人気マンガ家の浦沢直樹さん。
それだけでも豪華なのに、なんと第2部のシークレットゲストが
江口寿史さんだったんですよ!
登場したときにはもうもう大興奮!! でしたが、
飲み過ぎて呂律の回ってない江口御大は、困った酔っぱらいでありました…。

あしたのジョーのラストシーン、浅田真央とキムヨナとミキティ、ポニョ、
聖おにいさんの二人、ビートルズ、AKIRA、オスカル、サザエさん、ドラえもんなど、
お題にそって記憶スケッチする3人。

圧倒的に上手な浦沢直樹さん(おふたりいわく「小器用」)。
かわいい女の子を書かせたら天下一品の江口さん(西原さんいわく
「自分の絵に逃げてる」)。
そして独自の土俵で相撲を取る西原さん(オスカルだけ似てた)。

「20世紀少年なんて、あんな風呂敷たためないことがわかってるマンガ、
買うヤツが悪い」
「ジブリの絵なんてみんな一緒でしょ?」
「若手では●●と△△と××の3人が一発屋で終わる!」
などなど、マンガのまんまの毒舌まじりの西原節も、相変わらず楽しかったです。


最後の浦沢さんのライブは、正直ビミョーでしたが…。


画像は同行の友人が撮影してくれたので、後日、送ってもらってから
こちらにアップします。
江口さんの「ポニョ」と西原さんの「AKIRA」はたいへん見ものですから、
どぞ、お楽しみに…。



ブログ

 
仕事は文章を書くこと。
趣味は文章を書くこと。


きれいな文章と新奇なコピーで広告を盛り立てる職人仕事が、
嫌いなわけでは決して決してないのですが。


本名とも、仕事上の筆名とも違う「若崎しおり」というハンドルネームのもと、
一個のやんちゃな人格になって
しっちゃかめっちゃか好き放題に書けるこのブログが、
どれだけストレス解消になっていることか。


たまたま立ち寄ってくれた人にも、心から感謝を。


まんが話

 
マンガ大賞、『テルマエ・ロマエ』でしたね!
ユニークな視点の作品でおもしろいものなあ。おめでとうございます。
昨年の『ちはやふる』といい、変わった題材マンガの連続だ。

最終候補作の中では、受賞作の『テルマエ・ロマエ』のほか、
『アオイホノオ』、『宇宙兄弟』、『娚の一生』が好きです。
西炯子も島本和彦も、いったい何年おっかけているかわからない。
おもしろいものを書き続けられる力には、尊敬あるのみです。

個人的には、『バクマン』『モテキ』『アイアムアヒーロー』はたいへん苦手です…。
私はどうも、「男のご都合主義な目線」というものにアレルギーがあるらしい。
敏感に反応してしまう。ま、それでもいちお読んじゃってるし、需要があるのも
わかるのですが。


さてさて。

最近読んで、おもしろかったマンガの話。


●『ハルシオン・ランチ 1』(沙村 広明)

名作『無限の住人』の沙村さん、待望のギャグです!

冒険時代劇も残酷譚もギャグも不条理もなんでもござれなんだから、
すごくレパートリーの広い人ですよね。そして、どれもとっても、おもしろい。

(『ベルセルク』と『シグルイ』が好きな人へ: 『無限の住人』、楽しめると思いますよ。)


今作もべらぼうにおもしろいですよー。

とある惑星から来た、無機物でも人間でもなんでも食べちゃうふたりの
美少女エイリアンと、部下の失態で不渡りを出し会社を倒産させた元経営者の
38歳無職男(絶賛ホームレス中)、彼にくっついてくるプータロー女、
当のダメ部下、以上5人によるドタバタSFモノです。

『荒川アンダーザブリッジ』と同じく、世間から外れた人たちの河川敷モノでもある。
最近、キてるのか、河川敷?

設定もいかしてるけど、とにかく散りばめられたギャグの密度がハンパない。
時事ネタあり、芸人ネタあり、ゲームネタあり、洋楽ネタあり、
もう、いちいち書ききれませんが、それらの小ネタがスパイスとなって
ありえない設定を楽しく読ませてくれます。

私的には、マンガ・ラノベ読みをターゲットにしたささやかなネタが嬉しかった。
 「ローゼンメイデンと彼岸島、伏せ字の意味ないし!」
 「ここで背景にジョジョ…しかも第一部を使うとはっ」
 「これって田中ロミオの『人類は衰退しました』だよね??」
 「生活マニュアルが『失踪日記』ってアンタ…」
などと、マニア心をくすぐる発見の楽しみを味わわせてくれます。

ストーリー自体は、ドタバタなりにちゃんと芯が通っていて、
展開にもスピード感があり、いったいどうなるのか次巻が待ち遠しい。

エイリアンの女の子「ヒヨス」と「トリアゾ」(向精神薬名ですね…)も
エロティックで可愛らしく、
買ってまったく損のないマンガだと断言いたしましょう。


●『ヴィンランド・サガ』(幸村 誠)

ぜったいぜったいハマってしまうことがわかりきっていたので
なかなか手を出さずにいたマンガ。そして、やっぱりハマりました。
グインサーガシリーズや『ベルセルク』が好きな人には、ストライクだと思う。

11世紀の北ヨーロッパで猛威をふるったヴァイキングたちの、
略奪と戦乱にあけくれる生き様を描いた物語。
イングランドを蹂躙し、豊かな実りを手に入れるため、
彼らは貧しい北の地から雄々しく漕ぎ出して行きます。


荒くれ男たちの中で一本気に生きる主人公の痛々しさと成長ぶりに感動し、
狡猾でありながら侠気の光るヴァイキングの首領にしびれ、
気がつけば8巻まで一気読み。
戦場働きをする「戦士」たちの描き込みも細かくて、決して清潔ではない、
むせかえるような男くささが画面から伝わってくるのです。
「血煙をかいくぐるにはどうしたって膂力が必要」という、21世紀に生きる
私からすれば遠くなってしまった肉体の記憶を、思い出します。
海と戦乱は男の領分。戦士は、明確に「女とは違う生きもの」です。

こんな時代に戦士の女として生きていたら、
男がえばり散らしてたって、なんの文句があるものか。
(「命懸け」が「心構えのこと」でしかない今の日本でそれを求められても、
ぜんぜんムリですけどね!)

臨場感たっぷりで、映画を観たときのような満足感があるマンガ。
こちらも、オススメです。



ちょこちょこ

 
ブログ日記を修正する癖があります。

昨日の「ナポリタン」日記にも、いろいろと付け加えてしまった。

せいぜい書いて1~2日以内のものしか修正しないので(きりないし)
過去のモノはだいたいそのまんまなんですけど、
その1~2日が落ち着かない。

あれもこれも追加したくなっちゃってね。

中身も読者もほとんどない日記なのにご苦労なことだと
自分でも思ってはいるんですが。



ナポリタン

 
物心ついたときには、すでに世間的に、スパゲッティとは
「アルデンテに茹でたイタリアン系のもの」を差していました。
小さな頃から、ペペロンチーノだのボンゴレだのを、気取ったものではなく、
身近なものとして食べてきています。


「スパゲッティといえばナポリタン」な世代じゃないんで、
せいぜい市販の洋食系弁当のすみっこにうずくまってるヤツを、
気が向けば食べたり、つついたり、無視してみたりという程度の
薄い付きあいしかないはずなのですよ。


なのに、なぜか「なつかしい」と思ってしまう食べもの。 ナポリタン。


多分、あのなつかしさは、ナポリタンそのものへの郷愁ではないんでしょうね。
オムライスやチキンライス、甘いケチャップ味のミートボールなど、
幼少時に供されてきた「ケチャップもの」総体への郷愁、に由来するのでしょう。


で、ナポリタン。
ちゃんと作るとこれが、ミョーにうまいのです。
これぞB級!のうまさ。


コツはみっつ。

ひとつ。
料理家のケンタロウが言ってるように、パスタの袋に記載されている茹で時間より
長めに茹でてさらに放置するという
「アルデンテがなんぼのもんだコノヤロウ作戦」の遂行を忘れずに。
つまり、麺をのばすわけ。ナポリタンっぽい軟弱な美味度がアップします。

ふたつ。
何を入れてもいいけど、ピーマンとタマネギは絶対に入れること。
タマネギは火を通しすぎず、しゃりっとした辛みが少々残る加減にすると、
またスパゲッティらしくなさというか、B級度がアップしてうまい。

みっつ。
ケチャップはケチらない。


あと、私見ですが、ナポリタンに使うケチャップは、カゴメから出ている
「大人のケチャップ」がいい!
確実に味がレベルアップします。
サラっとみずみずしく、甘みをかなり控えてあるケチャップなの。
弁当の脇に添えられるナポリタンとは違う、ちゃーんと美味しい料理に
仕上がりますよん。


フライパンで炒めたてアツアツの、甘酸っぱい湯気を盛大に立てている
真っ赤なナポリタンに、粉チーズを山ほどふりかける。

フォークをぐわっと突き立てたら、巻き取るなんて面倒なことはしない。
そのまま掬うようにつり上げて、行儀無用でわっしわっし頬張るのが
うんまいのよね。


書いててまた無性に食べたくなってきたっ。



執念って

 
どうも、怒りとかムカツキとか、あいつ許せねえとかいう感情を
保有しつづけることができません。
私のかわりに周りが覚えてて気を遣ってきたりするんだけど
「なんかあの人とモメたっけ…」というくらい、感情的なトリアタマです。

悪意をもって身体に傷を付けられたとか、愛する家族を危険な目にあわせたとか、
そういう犯罪的なものはずーーーっと許せないですよ。そりゃ。さすがに。

でも、行き違いがあったとか、そのときのテンションで言い過ぎたとか、
もとからの性格がだらしない人だとか、支配欲が強すぎて振り回しがちだとか、
どうしてもマウントポジションを取りたがるタイプだとか、
基本的に他人へのささいな悪意にみちみちているとか、
そういったことで傷つけられたりひっどい目にあったりした相手のことを
ぽかーんと忘れてしまうのです。

なーんか苦手だなあっていう淡い感情は残ってるんですけど。

両親を筆頭に、身勝手かつ主張の強い人間があまりにも周囲に
多いからかもしれないし、中学のときに見知らぬ人たちに暴行を受けた
トラウマで「忘れるスイッチ」が常備されてるせいかもしれん。


と、先ほど友人と電話してるとき、数ヶ月前に不誠実な対応で
モメた人のことが話題にのぼってきて、私のかわりにその子がまだ
怒っているのを聞きながら思いました。


ちなみに感情的にはトリアタマですが、
些細な事実関係や会話のディテールはなんでもしつこく覚えてます。
思い出したときに怒りや困惑が付随してこないだけ。



ゲロル

 
酒類の次に ヴァッサー・ミット・ガスが好きでして、
スーパーや成城石井やカルディで見かけるたびに購入しています。


いまんとこ、マイナンバーワンは「ゲロルシュタイナー」。


がっつり味があるところがたまんない!
ジュースやコーヒーなどの「味のついたもん」が飲みたいときにも
満足させてくれます。(王子いわく「しょっぱい」「飲みにくい」)

ちょっと前までは同じく味が濃い系のエンジンガーのファンだったんだけど、
ゲロルシュタイナーは泡立ちがパワフルで、さらに爽快です。
「水」という分類でいいのかなと思うくらい。


しっかりしたミネラル感と、強めにブチブチとはじける炭酸。
これが、ちょっと昨日は飲み過ぎたな~って朝の胃腸に沁みるんですよ。
起き抜けにぐびぐび流し込むと、宿酔いからの回復が早い気もする。

まあ、そんなときって、あっというまに2~3リットルいっちゃうんだけどね…
1リットル250円だから…安くはないなぁ。
けど、おすすめです。


後口のよさと飲み飽きなさでは、やっぱりペリエとサンペレグリノが双璧
なんだけど、私の中でこいつらは「正妻」というか「白米」なお水たち。

今はゲロルシュタイナーに夢中さ。


パンチの効いた「恋人」を、今後も探し続けたいと思います(´∀`)

おすすめガスウォーターをご存知でしたら、知りたいなあ。



うめみ

うめみ

今日は王子と、近所の梅園に名残の梅を見に行きました。

澄んだ青い空に、影絵のように伸びる黒い枝。
梅は絵画的だと思う(桜は立体)。


野梅系の白い梅は香りが濃くて素敵です。
鼻先に枝を寄せて深く吸うと、
甘さの中に少しの酸味と、いきものらしい淫靡な陰影。
頭の芯がとろけそうになる。



 

音楽

 
音楽をあまり聴かずに生きてきました。

好きな歌手やバンドはあるけれど、曲調や声を楽しむだけで、なんていうか、
「心臓で、音の粒のひとつひとつを噛みくだいて消化し、全身の栄養にする」
っていうような聴きかたはしてこなかった。


最近、生まれてはじめて、「音楽」ってモノに、はまってます。


影響のモトは、ちょっと前に紹介したショットバーのマスター。
ずっとジャズをかけてる店なんだけど、ぜんぶがマスターの大事な愛蔵品で、
「ここから始まるソプラノサックスすごく良いから、ちょっと黙ってて」とか
よく言うんですよ。黙ってろとまで言われたら、聴くじゃないですか。

最初はフーンと思う程度だったんだけど、耳を澄ますうちに、
少しずつ、演奏に鳥肌がぞわあって立つ感覚がわかるようになって。
「だれ、だれなのこれ」って興奮して尋ねるたびに、
「リー・モーガンも知らんのか?」だのと呆れられつつ、
音の粒が身体を揺さぶり、全身に浸透していく感覚を楽しんでいます。


私の体内にはこんな感覚が眠ってたんだなあって、とっても新鮮。
素晴らしい演奏の音がこんなに魂をふるわせるなんて、知らなかった。
(今の国内音楽の主流が「演奏の質」に重きをおいてないってのも
オクテだった一因にあるような気はするけども…)


AmazonでCDを買うことが多くなりました。
寝る前などにしみじみゆっくり聴く時間が、今のしあわせ。

バーで、質の良いスピーカーから聴く、レコードの音のやわらかさには
かなわないんですけどね。
「このミュージシャン、愛人にライフルで撃たれたんだよ」とか、
「この人、すごく痛そうな顔して弾くんだよね(顔マネつき)」とか、
マスターの教えてくれるちょっとしたトリビアも楽しいし。


「音楽がないと生きていけない」っていう人たちっているけど
(試しにググってみると、ようけヒットします)、
あれって別にフカシではなく、プロミュージシャンじゃなくても、
まあ、そういう人も普通にいるよなあ、と、思えるようになりました。
私はまだまだその域にはいませんけども、理解はできる。今は。


やっと「音楽を楽しむこと」に自分の身体のチャンネルが合ったというか。


名演奏の音に、夢中です。



ホワイトデーイ♪

 
3月には日本特有の行事、ホワイトデイがありますね、ってことで、

本日王子サマが振休を利用してお返しにバッグをくれました(≧∀≦)


PELLE BORSA の新作なの。リュックにも肩掛けにもなるの。
チョコレート地にブルーの革が映えて、とってもかわいいのっ!!

たっぷり入るからお仕事カバンにして、がんがん使おーっと。
商業主義ぷんぷん記念日、ばんざーい♪♪(´∀`)


PELLE BORSA 好きだ。 長財布も愛用中。軽くて薄くて使いやすいんだよ。


いやぁ、うれしいなあ~。うれしいうれしい。

あんまりうれしくてピョンピョン跳ねてたら、「俺もうれしいよ」って
ギュって抱っこされちゃった。えへへ。


しかし考えてみればバレンタインに渡したチョコは私が自分で
食べちゃったわけで、エビタイにすらなっていないという……。

(王子は甘いものダメ。なのにバレンタインにはチョコを欲しがるの。
「ああいう行事は型が大事」なんだそうです)、


まぁ…、まあ、いいか!



ひさびさに、マンガの話。

 
最近読んでおもしろかったマンガ。
私が最近読んだだけだから、新しいマンガってわけじゃないです。


★純潔のマリア(石川 雅之)
 ご存じ『もやしもん』の作者。あのテイストで中世ファンタジー。
 文句なく面白い。


★夏の前日(吉田 基已)
 シャイなあんちくしょうタイプの、「恋愛も、恋愛モノも苦手だ!」という男性に
 読んでほしい恋愛マンガ。
 このひとたち絶対に別れるよね、そしてあっちの彼女に行っちゃうよね、
 という淋しい予感がぷんぷんなんだけど、その刹那感がたまらない。

 言うまでもないことだけど、長くつづく恋愛イコールいい恋愛って
 わけじゃあ全然ない (んな単純な話なら文学は生まれてないよな)。
 ふたりがお互いから何を得て、どう別れるか、きっちり見ていきたいなと、
 こちらも覚悟をもって受け止める気にさせられるマンガです。


★雨無村役場産業課兼観光係(岩本 ナオ)
 田舎の村にUターンした主人公の村おこし&恋愛奮闘記。
 熱血漢な主人公の銀ちゃんをすごく応援したくなるし、
 毒舌でデブで引きこもりがちなヒロインが、不思議にとってもキュート。
 同じ作者の『町でうわさの天狗の子』も面白いけど、私は雨無村に一票。


●荒川アンダーザブリッジ(中村光)
 大人気マンガ『聖おにいさん』の作者。荒川の橋の下で暮らす、
 一風変わった住人たちのドタバタです。うちの王子は、『聖おにいさん』は
 好きだけど『荒川~』は嫌い。設定は完全にギャグなのに爆笑シーンがない
 中途半端なテンポにイライラするそうです。気持ちはわかる。
 読む人を選ぶギャグマンガ。
 

●おかえりピアニカ(衿沢 世衣子)
 短編マンガ集。よしもとよしとも原作の『ファミリー・アフェア』が佳品。
 よしもとよしとも、好きなんです。他の作品は70点。


●テルマエ・ロマエ(ヤマザキマリ)
 ヤマザキマリさんはエッセイマンガしか読んだことなかったので、
 ストーリーものも読んでみようかな~と思って手に取りました。
 ギャグとしては半端なんだけど、徹底的に「風呂」にこだわった視点がユニーク。
 

あと、まあ、昔から大好きなマンガですが、
『聖★高校生』(小池田マヤ)、やっと、やーっと10巻が出ました。
相変わらず最高。ラストに向かって収束をはじめましたね。


私の神さま・志村貴子さんの『放浪息子』9巻、『青い花』5巻、
相変わらず素晴らしいッ!!
志村さんを語りはじめると止まらんので(神なので)、このへんで。
とくに『放浪息子』と『敷居の住人』はバイブルです。
志村さんは女性にすすめたいな。男性にはわからんだろうなと思っちゃう。


『ヒメアノ~ル』(古屋実)、おもしろいですね。
でも、どうしても「またかこのパターン…」と思っちゃうので、紹介欄からは除外。


人に勧められて読んだ『百舌谷さん逆上する』、『モテキ』、
そして花沢健吾のマンガ全作品は、私はさっぱり響きませんでした。

とくに花沢健吾。まったく受け付けない。
あれは男が読むためのマンガだと思う。
女である私が読むと、女性キャラがとにかく薄っぺらくて、発散する色気が
記号的なエロでしかないことに腹が立つし、
主人公男子の必死の努力(らしい行為)が甘えにしか見えない。
気持ち悪い描写ばかりなんだよなぁ。
花沢マンガを「これぞリアル!」なんて感じる男とは付きあいたくねー。


『ボーイズオンザラン』(花沢健吾)は大きらいだけど
『宮本から君へ』(新井英樹)はかなり大好き。
このふたつは似てるようでまっったく非なるモノだという、このあたりの機微を
熱く語り合えるマンガヲタ友、熱烈募集中――。



うれし

 
昨年末に出した本が、NHKの「いまほんランキング」に
取り上げられるそうで、来週ちょろっと取材に見えることになりました。

3分間の地方番組コーナーなんで、私はオンエア見られないんだけど、
宣伝になるならなんでもしまっさ!

こないだはラジオ「森本毅郎スタンバイ」のブックナビで推薦されてたらしい。
後から聞いて、おおーっと思いました。

今年も、がんばるます。



世間につながる話、なのかな。

 
最近、酒量と喫煙量がハンパなく増えている若崎です。
おかげで、ぜんぜん宿酔いをしなくなった。朝にはケロっとしてますし
身体も重くならない。むしろ早起きです。強くなってきたなー。

おかげさまで仕事が忙しいので、朝や昼に飲むという連続飲酒からは
救われてます (土日のブランチでは軽く飲むかな~程度)。
さすがにそこまでヤケにはなれない。
ライターとしては、いまの私のやり方では35歳が限度なんだけど、
その時が来るまでは、せめて誠実でありたいです。他になんも持ってないし。


んでも、やっぱり、酔っ払ってる間にうっかり死ねたら幸せだよなぁ、
とは、思ってる、いつも。
酔生夢死って言葉は、悪口(…という表現でいいのか)なんだろうけど、
ぜんぜんそんな。理想の生き方・死に方に思える。

一言でいうと、どうにも、うーん、「健康」という状態に、慣れられない!


と、さて。

枕が長くなったけど、そんな愚痴をえんえんと言いたいわけじゃなくて、
今日はバーの話をしようと思ったんだった。


某駅のそばに、精神的に依存しちゃってるかもしれないほど
通い詰めてる大好きなショットバーがあります。


席数は10席、カウンターのみ。ずらりと並んだシングルモルト、
静かに流れるジャズ、ほの赤く薄暗い照明。

ミニカーなどの玩具や、大量のレコード、古い映画ポスターなどなどが
所狭しと(正直にいえばゴチャゴチャと)詰め込まれた店内は、
さながら、「大きな男の子の秘密基地」のよう。
まったくオーセンティックではないけれど、くだけすぎているわけでもない、
不思議に落ち着く雰囲気です。

ひとりで切り盛りしているマスターは、基本的に人と目を合わせないという
「接客業としてはどうか」というレベルの人見知り。かつ、極端なマイペース。
だけど、その大きな手が作り出すジンリッキーやウォッカトニックは、
初めて飲んだとき「おおっ」と声が出たほどに、美味なのです。


友人を連れて行くこともあるけれど、基本はひとりで行きます。
飲み会の帰りに、もう1杯だけ…と行くこともあるし、
王子の帰宅が遅いとわかっているときは、取材や打ち合わせの後に
さらっと1杯ここに寄ってから、夕飯の支度を始めることもある。
誰とも話さずに、静かに飲んで帰るときもあれば、
マスターや常連さんと、くだらない話題で盛り上がるときもある。

誰か連れてきてもいいし、ひとりでもいいし。
1杯だけでもいいし、4杯5杯と重ねてもいいし。
黙っていたら放っといてくれるし、話しかけたら誰か答えてもくれる。


「ちょうどいい」んですよね。とっても。

あくまでショットバーだから、スナックのような喧騒はなく、
みんな小さなスツールにちゃんと収まって座っている、
その多少のきちんとした感じも好ましい。


そして、ここに通い始めてから、去年の私を覆っていた極度の
マイナス思考から、なんと開放されました。
(冒頭のごとく生来のグレは治ってないけども)

で、それはなんでなんだろうなあと考えていて、ひとつの結論に
至ったのですが……。


「世間話」 に飢えていたみたいです。私。


世間話とは……
今日は寒いですねーええ雪になるらしいですよー とか。
ゴルフのスコア最近どうですか~さっぱりですわ~ とか。
うちの息子がヤンチャすぎて。いやいや可愛い盛りじゃないですか。とか。

そういう、毒にも薬にも、屁の突っ張りにもならないような、
会社員時代には不自由しなかったどころか心底ウンザリしていた種類の
話のことですよ!


人を使っても使われてもいない、三下ライターの私には、
「テキトーに会話を繋がなきゃいけないランチタイム」とか
「上司といっしょに電車で移動する時間」みたいな機会が、
あんまり、ありません。最近は会議や取材も現地集合・解散が多いし。

編集さんや進行さんやカメラマンさんとは、
基本的には電話やメールで簡潔に仕事の連絡をしあいます。
そして、食事に行くほど親しくなると、一気に深い話をするようになる。

よく飲みにいく友人連中は(だいたい週に2回は誰かと飲んでます)、
いちばん新しいヤツでも出会って4年、他は8年10年13年19年という
長~い付きあいで、今さら世間話でもない。
まあ、早い段階からディープな話が弾まないと友人にはなれないってのも
あるんですけど、エンジニアだの教師だのダンサーだのという、何の利害も
仕事の接点もない連中と、長い年月、そんなにしょっちゅう顔を合わせていたら、
表面的な会話なんか、やりようもなくなります。


で、私は。
今のような、「世間話ゼロの環境」を、歓迎すべきことだと思っていました。
うわっつらだけの話が、好きではなかったから。

基本的に「イエス」の相づちを打ちつつ、話が途絶えない程度に、
だけど踏み込みすぎて場の空気を壊さない程度に、ちょっと気の利いた
質問を投げて、「なごやかさ」という正体不明のものを醸成しあう、苦痛な時間。
会社員時代はずっと、「つまんないなあ」と思ってた。


だけど、バーに行くようになって、その場限りの談笑をするようになって。

…楽しいんですよ、その、「世間話」というやつが!

ホントにね、なーんも中身なんてないの。
ものすごくアタマ悪そうな話してるなあ今の私~って思うけど、その、
ゆるくぬるい、予定調和のだらだらした会話に、ふわふわと癒されている
自分がいるんですよね。

寝る前、ベッドの中で、クールダウンのために読み古したマンガを
眺めているときにも似た、癒され感。

毒にも薬にもならない話でお茶をにごす時間が必要な人間もいるんだなぁ、
そういえば自営業のうちの父親もスナック行ってたもんなぁ、
世間話ってのはきっと、「世間とつながってる感のある話」なんだよなぁ…。

なんて、ほろ酔いの頭で考えちゃいました。

いま、「世間話ぃ? いらんいらん、あんなの」って思ったアナタは
毎日けっこう世間話をしている人だと思いますよ、なんだかんだで。
ゼロになってはじめてわかる有り難みって、あると思う!

世間話が、プチ鬱に効く…こともある。バーは私の特効薬です。


でね、思ったんだけど。

定年退職した人が鬱々とするのって、もちろん自分の価値を見失うとか、
喪失感とか、老後への不安とかが大きいんでしょうけど、

日常的だった世間話ができなくなった、ってのも、一要因なんじゃないですかね?


ちょっと本気で、そう思うんですけど。
世間話ができる環境を見つければ、軽減するんじゃないかなあ、なんて。

どうなんでしょ?



有吉が最高だった件

 
めったに書かないテレビの話!

昨日、3月2日のロンドンハーツ「格付けしあう女たち」の有吉弘行氏、
ホントに最高でした。
ふだんロンハー見ないんだけど、有吉氏が出るなら~と見てみて大正解。
遠慮なく勝っていい相手を前にしたときの、あの人の「芸の輝き」は凄まじい。

一瞬のうちに本質を素手で掴み出す手腕は、毒舌芸の域を超えています。
名刀を名人が繰り出すような、芸術的な舌鋒!
視聴者目線から絶対に外れずにそれをやってのけるんだから、神業です。


名言もりだくさんでしたが、私の中で一番ヒットだったのは、
自分大好き・無駄にポジティブなmisonoに対してのひとこと


 「あいつ、狩野英孝と似てますよね」


たたたしかにウザさの質がかぶってる……。
すごい。なんでこんなこと言えるんだろう。瞳孔開いた。

誰も思いつかなかったけど、言われてみればまさにそう、
というフレーズ(貴賤大小ジャンルを問わず)を発見できる人って、
ホントにすごい!! と思います。有吉氏にはそういう種類の名言が多いです。

(ちょっと違いますが、そういう伝でナンシー関大明神も大尊敬してたし、
別ジャンルだけど私が内田樹さんを好きで好きでしょーがないのも
この種の能力がハンパじゃないからだと思う)


いやあ、ごちそうさまでした、ホント。
バラエティ見て満足することなんか滅多にないのに、今回はとっても満腹!
たーのしかった!



*** おまけ ***


・以下、今回のロンハーにおける、有吉様名言集


カリスマモデルといわれている小森純に
「最近ゴミみたいにいますからね、カリスマ」
「無名だったらカリスマって言っちゃうからね。すぐ」 その通りすぎる…。
「根本的なこと言っていいですか? ブスじゃん!」ってのも挑戦的でした。

天下の美女・熊田曜子に「洋服屋(アパレルブランド)の社長あたりを
狙ってるんだろうけど、社長からしたら熊田はダサい」なんて直で言える人、
ほかにいませーん!

無遠慮キャラ(人生経験的に「毒舌」とは言えないだろう)のアイドル
道重さゆみちゃん20歳には、
「(まだ恋愛は)語れないでしょ。じゃ、出てくんなよ」
「みんな恋愛切り売りしてんのに、ひとりだけなんかに守られて、そんなん
許されるかバーカ」
「説得力がないんですよ、ガキが言ってるだけだから。ガキが何言ったって
聞けないもん」 と、軽くジャブ。

そのイジリに「ひどーい」としか返せず涙ぐむさゆみちゃんに、
「道重が、意外と来ねえんだなっていう…」とガッカリ顔で追い打ちをかけ、
さらにさゆみちゃんが、「斬られると思わなかった」と食いつくと、悪魔のように
「ぜんぜん斬ってないです、今日アクセル入れてないですもん(笑)」と、
門前払い感あふれる貫禄のダメ出し。

(…いやでもこれって、有吉氏にハッキリ「力不足」と言われたことで、
昨今の、供給過剰で鼻につきはじめた毒キャラ扱いが沈静化して
本来のポジションに戻れるんじゃないか、よかったじゃん、と思いましたが…。
ヨゴレるには早い、真面目そうで可愛い子なんだから。)


最近、紳助や宮迫のいじり・毒舌にイヤな気分になることの多い
私ですが、有吉氏には全然いやな気持ちにならないなぁ。
なんでだろう。権力者のそれじゃないから?

うまくいえないけど、
「きちんと空気を読み、計算されている」かつ「ライブ」かつ「無私」な感じ。
有吉氏の毒舌コメントって、それが偏見であっても、「無私」な感じを受けます。
不思議なんだけど。



『悪人』、映画化するんですね

 
吉田修一さんの小説 『悪人』、映画化されるんですね。

文庫化された後に手に取りました。
ここ数ヶ月内に読んだ小説のなかでは、文句なしに一番好きです。

ネタばれにならない程度に(むずかしい…)、感想を。


「保険外交員の女が、福岡県の三瀬峠で殺害された。」
その事実を淡々と告げるところから、物語は始まります。
彼女が殺された理由とは何なのか。
そして、「悪人」とはいったい誰のことなのか。
――というのが非常にザッパクな大筋ですが、犯罪推理小説ではありません。


殺された女。その両親と同僚。
捜査線に浮かび上がる、金持ちのぼんぼん大学生と、女が出会い系サイトで
知り合った土木作業員。そして、彼らを取り巻く親族や友人たち。

群像劇よろしく、ひとりひとりの背景や心情を丁寧に描きつないでいく、
そのひとつひとつの描写の中に、
生活って、働くって、親子って、友人って、セックスって、情って、純愛って、
そして悪人ってなんなんだ!? という問いかけが、
暴力的な密度でギッチリと詰め込まれている、心理小説です。


行間から立ち上るのは、人間の営みをごっちゃに煮しめた、複雑なにおい。

それは、けっして芳香ではないのに、悪臭とばかりも言えなくて、
いたたまれないのに、いとおしい。 いとおしいのに、いとわしい。

私は、よく知っていると思いました。このにおいを。
まみれすぎて麻痺している私に、「忘れたふりをするんじゃないよ、
こんなにおいの中で生きているんだよ、おまえは」と見せてくれる小説でした。


物語の内容についての感想を少し書きますと、

私は、後半の、あのふたりの逃亡劇を、いわゆる純愛だとは思いません。
だけれど、生来独占欲の激しい女と、誰でもいいからすがりたかった男の、
からっぽ同士が演じてしまった衝動的な逃亡ゴッコだとも思わない。

どちらでもなく、また、どちらの要素も含んでいるのでしょうが、
そんな、後付けの動機だの理由だの解説だのは、
今まさに生きている生身の人間には必要がないわけで。

ただ、あのときのふたりを動かした「切実さ」だけは、ふたりにとって
ひりひりするくらい「ほんとうのこと」だったと、そう思います。

人間を揺さぶり、動かし、思いがけない力を与えることができるものは、
当人にさえその「寄って来たるところ」をすべては分析しつくせない、
「切実さ」という化け物だけなのです。いつだって。


善悪を超えて。



   


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