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ブドウ虫

 
脱皮直後から、拒食モードを発動しちゃったトリアゾさん。

あんなに毎日食いしん坊だったのに、コオロギに見向きもしない。

心配で心配で、食べなくなって10日目に、初めての強制給餌をしました。

頭を落として絞り出したコオロギの中身 (ご想像プリーズ☆) と
カルシウム剤をヨーグルトに混ぜて、口元に塗りつけてなめさせるという
無理くり戦法。 爬虫類ショップに教えてもらったの。

でも、何度かやるうちに本気でイヤがっちゃって、シェルターに
こもってしまいました。以後は私の影を見るだけで逃げ回る始末。
前は「餌? 餌なの?」って感じで、私が前を通るとシェルターから
すっ飛んで来てたってのに! 親の心子知らずたぁこのことさね…。


ヒョウモントカゲモドキ
(なんとなくアンニュイに見えます)


このまま食べないと、いずれは消化する機能が弱ってきちゃう。
(健康な太り方してた子なので、3か月程度の拒食には耐えますが)


ほとほと困り果てて、レオパ飼いの間ではある種「禁断の」と
言われているブドウ虫(≒ハニーワーム)に手を出してしまいました。

なぜ禁断かというと、レオパにとってブドウ虫はあまりに嗜好性が高いため、
一度味わうと「これしか食べなくなる」子が多いから。

やわらかい皮の中にとろりとミルキーな体液の詰まっているブドウ虫は、
レオパにとって、コクのある生クリームをふんだんに使って作られたケーキ、
のようなもの。口当たりはよいけれど、栄養が脂肪分に偏っていて、
主食にしないほうがいいらしいのです。
コオロギに比べて、値段もなかなかに、お高い。

つまり、「ボク、どこぞの高級ケーキしか食べない~」とかいう鼻持ちならない
ガキンチョになっちゃう可能性が大、ってことなんだな。

でも。
人間のガキンチョなら、ダダをこねたところで、無視してればそのうち
空腹に耐えかねてご飯をねだりにくるでしょうが、

ちょっとしたことが気に入らなくてなんとな~く始めたハンストを
結果的に死ぬまで守り抜いてしまうという、ガッツ溢れる無駄なガンコさが
爬虫類のシブい持ち味。 意志薄弱な人間どもとは違うんです。

拒食スイッチが入ってしまったが最後、死なせないことを第一に考えねば。


と、いうことで、何が不満なのかガンコにハンスト中のトリアゾに
ブドウ虫をやってみました。ちなみに行きつけの上州屋で購入。
まさかブドウ虫を釣り以外の目的で使うことがあろうとはなあ。


こんなケースに入ってます。

Dscf6588_2


中を開けると、こんなふうに繭をつくって引きこもってます。

Dscf6588


意外にじょうぶな繭をピンセットで慎重に破り、
中からムチムチプリンとしたやわらかいブドウ虫を引っ張り出すのだー。

(ブドウ虫そのものの写真は載せませんね。
ああいうウネウネした形状の虫、ダメな人は激しくダメだと思われますので。)

(「モンシロ蝶の幼虫(青虫)を白くした感じ」とか、「小さめのカイコ」とか
思い浮かべていただければ、見た目も質感もだいたい合ってます。
ま、要するに白い芋虫です。 『よつばと!』にも出てきた、アレです。)

(ちなみにコオロギがやや苦手な私ですが、ブドウ虫は平気の平左。
虫じゃなくて「釣り餌」としか見られないんで。イソメなんかも同じです。
ブドウ虫、指でつまむとぷにぷにしてて気持ちがよいですよ。)


で、こいつにビタミンD3入りカルシウムパウダーをダスティングして、
竹ピンセットでトリアゾの顔の前に。

ぐねぐねぐね。

ピンセットからはみ出た虫体を、悩ましい腰遣い(?)でクネらせるブドウ虫。
すると・・・・・・




「ぱくっ!」




5秒かかりませんでした。

あの、コオロギを目の前に持っていっても、イヤそーに顔を背けるだけだった
トリアゾが。 ぱくって。 ぱくって!!!


ばんざーい! 食べた食べた! やっと食べた-! (≧∀≦)


2匹目からは、右前足で空中をかくという、見慣れたおねだり姿勢。
ちょっと的を外して、一口で食べられずにまっぷたつに食いちぎった
ブドウ虫なんて、とろ~りあふれる体液の香りが辛抱たまらんみたいで、
ピンセットに残った残りの虫体にすさまじい勢いでぶつかるように
食いついてきました。 ピンセットから「ガチン!」という振動が伝わった。

すごい、ひさびさに見たよ、ここまでの食欲!!


これで「食べる」っていう行為を思い出して、またコオロギも食べてくれると
いいけどなぁ。

んでも、ちゃんとカルシウムやビタミンをダスティングして、
水分を不足させないように気を付ければ、ブドウ虫でも問題ないという
説もあるんで(実際にそれで何年も飼っている人もあり)、
しばらくはこれで様子をみます。


ああ、やっと栄養を補給してあげられた。 すごくホッとしたわ~。 はあ~。



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コメント

若崎さんの親心がビシビシ伝わってきて、それだけに爆笑しました。これだけ心血を注いで面倒を見ている相手がトカゲモドキで、心を砕いてあげることにしたご馳走がブドウ虫って(笑)。でも、食べて良かったですね。
 
しかし、死ぬまでハンストしてしまうなんて、生物の本能に逆らう行いのような気がして、何だか不思議です。

>酒徒さん

いや~、親心全開ですよ。ヤモリ相手に!(笑)
もう、心が通じない通じない。冷血動物には「感情」がないらしいですからねー。

ブドウ虫、よく見るとムチムチプリンとして、なんかうまそうなんですよー。
薄い皮の中に生クリームが詰まってる感じというか…コオロギはジューシーで、ブドウ虫はミルキー、というか…。
はい、影響されてます(笑)

で、そうなんです。生物の本能からすると不思議なんですけど、ガンコというのは擬人化した言い方で、ようするに「幅がない」って感じなんですよね。ある条件に対するスイッチが、オンとオフしかない。ファジーな部分が少なくて。

原始的な生物ってそうなんだなぁと思います。機械も安い機械ってファジー機能がないでしょ。あんな印象です。

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