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2010年11月

雑記

 
弱い毒がまわるように少しずつ体調を持ち崩しておりまして、
王子とも話し合った結果、年末でお仕事をいったんすべてやめることにしました。

無念といえば無念だけれど、どこかホッとしてもいます。

心と密接にリンクしている体調不良なので、
家にいるほうがつらくなったら何かまた始めるし、
居心地がいいなら主婦しつづけるし、と、様子を見ながら、
のんびりこれからのことを決めていくつもり。

とりあえず12月末までは予定の仕事をがんばる!




***

ブログは書きますです。

「若崎しおり」名では仕事してないんで、このブログを仕事関係のひとは知らない。
加えて、若崎は本名ではないので、リアル友達も、ほとんどここを知らない。

ウェブ上でもうひとつの人生を生きているみたいなもので、
それがずっと救いになってきたように思います。本質的に脆弱なんだろうなあ。

王子なんか、自分の思いを発表したい、誰かに共感してほしいなんて、
ちらっとも思ったことがなくてさ、だから文章も綴らないし絵も音楽も作らないんだけど、
そういう人って、自己イメージと等身大の自分の間にあんま齟齬がないんだよね。
鈍いとも強いとも違う、なんと表現していいのかわからない、あの、
ある種の強度は、生まれつき備わっている人と備わっていない人がいるのだと思う。

どっちが上等とか、良いって話ではないですよ。



『第七女子会彷徨』

 
最近も順調にマンガと酒にお金を放り込んでる若崎です。

もっと面白いもんいっぱい紹介したいんだけど、
ちょっと心のエネルギーが切れがちでのびのびになっております。


でも、これは今のうちに紹介しとかないと、ってことで。


『第七女子会彷徨』、おっもしろいですねー。



「不気味かわいい」という言葉はこのマンガのためにある。

学園もの、かつSF、かつ不気味、かつほのぼの、かつ脱力系。


タイトルの元ネタ『第七官界彷徨』も、ちょっと不気味でほわんとおもしろかった。
ああいう奇妙な味が好きな人は、気に入ると思う。


話が進むにつれてどんどん不気味さを増し、それにつれて味わいも増します。
1巻の序盤はパンチがないんですが、「なんじゃこりゃ、つまらん」と投げ出さず、
あたまを柔らかーくして最後まで読んでみてください。

じわじーわ来ますから。 おすすめ!


※その後、3巻が出て、ますます面白くなりました!!



昼から

昼から


蕎麦前&日本酒の幸せ。


香りの薄い本醸造の辛みが、休みの昼によく似合う。


王子といっしょに、戸越の「翁」にて。

ここは蕎麦もおいしいし、蕎麦前も酒飲み心をコチョコチョする
すばらしいラインナップであります。ご近所万歳!


『母を逃がす』

 
昨晩、大人計画の『母を逃がす』を観劇してまいりました。

思いっきり笑い、息を呑んで成り行きを見守り、また笑い。
ドドンパ級ジェットコースターに振り回されるような2時間半は
あっという間に愉快愉快と過ぎていった、
なのに見終わった後、なかなかにずっしり胃に来てしまいました。


舞台は、最盛期を過ぎ、人間関係の煮詰まり果てた、閉鎖的農村コミューン。
ドタバタな悲喜劇は、笑いにくるまれてはいるけれど、本質的に救いがない。
戯画化されたあの地獄は、限りなく私たちの日常の近似値だ。


ニヒルで。だけど必死で。どうしようもなく滑稽な、営み。
それらを飲み込んで、日常は続いていく。流れていく。
そこに意味なんか、ない。
虚無の中に咲く言葉は、ときに強烈に光り輝き、やがては腐りはてゆくばかり。

生きていくってことを、あんなふうに捉えてしまうことは、つらい。

だけど、もう一回観たいなあ。

何度でも味わいたい嫌な味ってのがあると、はじめて知った。

にがさまで美味しいと思えるのは、たぶん、
とてもとても誠実に作られているからだと思う。




*****


さて。話は余談へとスライドしますよ。


観劇後、劇場のそばにある焼き鳥居酒屋に入りました。

私たちの横には、18~22歳くらいとおぼしき、とっても若いカップル。
大学の話をしていたので、学生さんのようです。
串が焼ける間、何気なくその会話を聞いていた王子と私なのですが。。。


「おまえのお父さんって、マジiPhoneとか首からさげてそうだよなー!」
「やだー、そうなのー、うれしー!」

(えっ、今のセリフって、「褒め言葉」だったの!? どのへんが??)


「普通は寿司のにおいなんか嗅がねえだろ? でも俺はさ、……嗅ぐからさ」
「えーっ、マジですごーい!」

(えっ、今のって「自慢話」だったの!? どのへんが??)


「おまえってどんな音楽聞いてきたの?」
「えっとぉ、●●とか、△△とかぁ-」(聞き取れず)
「へえ。若いときから耳が肥えてたんだね。俺も若いころは●●とか…(続く)」

(20歳そこそこから見た「若いころ」って、いつ??)


王子とふたり、口数少なく串を噛みつつ耳をそばだててしまいました。
いやー、たまにはシモキタで飲むのもいいね。
思いがけない余録というか、面白かった(笑)。



美しい夢を見ていた、

 
引き千切るように目覚めてようやくわかる。


というわけで、本日、バリ島への誕生日旅行から帰国いたしました。
1つ歳を重ねて帰ってきましたよっと。


7時間のフライトが苦にならないガルーダインドネシア、最高!
エコノミーでも足が伸ばせる!
シートはふかふか、各席の液晶モニタはぴかぴか、手荷物棚はひろびろ、
内装の色合いも落ち着いていて、機体は新しく、言うことナシですわ。


嗚呼。もーねー、あっという間の1週間だった。
相変わらずバリのごはん美味しいし。
去年も泊まったホテルだから、勝手知ったる気安さもあるし。
ガイドさんもドライバーも当たりで、みんないい人だったなー。

今日、帰ってきたばかりだから、まだ夢の中。


バリは、とくに深い山の中にあるウブドは、朝がいちばんきれい。

ひんやりと眠っていた熱帯の森が、鋭い朝日を浴びて、朝靄とともに
強い香気を発散しながら立ち上がってくる、あの瞬間に立ち会いたくて、
毎朝6時前にはヴィラのデッキに出て深呼吸。
生まれたての新鮮で濃厚な緑の水蒸気を吸い込み、
光のつぶをからだいっぱいに浴びていました。

おかげさまで、日本とは逆の早寝早起き病に罹患しましてね
(呑兵衛の私にとって、早寝早起きは病気だ!)、
こんな時間でもすでに眠い眠い。。。


なので、続きはまた! 今回は書く気があります!

いつになるかは神の味噌汁だけど、バリ風に言えば「シンケンケン」さ♪



佐野洋子さん亡くなる

 
間違いなく私にとっては今年一番のニュースです。
闘病中ということはもちろん存じておりましたが。


心からご冥福をお祈り申し上げます。


オリジナリティあふれる絵画、絵本、文章、すべて大好きでしたが、

とくにエッセイには多大な影響を受けて、受けて受けて受けまくって、
中学高校大学社会人とひねくれ育ってきた私です。


親戚のおばさんより、佐野さんのほうが私には親しかった。
一方的な親しみではありましたが、多くの場面で、
佐野さんの書いたものに共感の羽をふるわせ、深く慰撫されてきました。


(ものすごく余談ですが、佐野さんの与えた影響は身近にもあり、
私に佐野さんを教えてくれた我が母は、佐野さんに親しみを感じるあまり
エッセイに登場する「ありし日の佐野さん一家」を人形で制作し、
その余波で人形づくりにハマって人形作家になってしまいました)


勲章なんぞもらう人間で、あんなに素裸のまま生ききった人はいないよ。
真っ赤に剥きだしの「我」が息づくエッセイが、あんなに笑えて、
しかも品のある人もいない。


愛してます佐野さん。お疲れさまでした。


しかし、なんだか年々、「向こう」側のメンツのほうが楽しそうになっているなあ。
今後どんどん、実感としてそうなっていくんだろうなあ。
歳を取るって、そういうことかもしれませんね。



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