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2010年12月

正月の準備

正月の準備
 

今年も旗の台の沖田精米さんで、のし餅を予約購入。

ここのお餅はね、お米らしい風味が濃くて、
完全なペーストじゃなく少しざらっと粒の感じが残ってて、
本当に美味しいの。


明日は1日かけておせちの仕込み。1年の無事を祈る大切な作業!

12月はマンガ月でした

 
12月に出版された、私がおっかけてるマンガたちの続巻。


・小池田マヤ 『聖☆高校生』 11巻(完結)
 甘くてすっぱい青春汁たっぷりの恋愛ギャグ4コマでありつつ、
 重厚な人間賛歌にあふれた大河ドラマでもあるという神がかりマンガ、堂々の完結。


・志村貴子 『放浪息子』 11巻
 志村先生は、人と人が触れあうときに生じる淡い磁場のような「機微」を
 そのまま紙に書き留めるという離れ業をなさいます。もののあはれを感じます。


・末次由紀 『ちはやふる』11巻 (11巻多いな)
 由緒正しきスポ根マンガです。ただし種目は「競技かるた」。
 美男美女ばかりで「目に優しい」ところも買い。


・東村アキコ 『主に泣いてます』 2巻
 主人公が「愛人」やっているという、演歌調の哀愁ただよう破壊的ギャグマンガ。
 東村作品のなかでもぶっちぎりでギャグにこだわって描かれています。
 岡田あーみん的。電車の中で読めません。


・二ノ宮知子 『のだめカンタービレ』 25巻(完結)
 言わずと知れた笑えるクラシック音楽マンガ。コマから音楽が聞こえてくるような
 描き方も新鮮だったなあ。のだめと千秋がうまくいくまでの面白さは破格でした。完結!


・福満しげゆき 『僕の小規模な生活』 4巻
 編集者と妻と、最近では子どもと・・・くらいしか登場人物のいない
 半径20メートルのエッセイマンガ。もうじゅうぶん幸せなはずなのに
 ねたみそねみの負のエネルギーは健在。


・つばな 『第七女子会彷徨』 3巻
 現在連載中のマンガの中で、私が一番おもしろいと思うマンガ。
 何から何まで不気味。不気味カワイイという新ジャンル。
 ああ、説明が難しい。。。
 あえて類似マンガをあげるなら、諸星大二郎の『栞と紙魚子』シリーズか。
 絵柄はぜんぜん違うけど。
 (関係ないけど、AKB出演ドラマ化で『栞と紙魚子』が有名になってちょっと寂しい。)


・中村光 『聖☆おにいさん』 6巻
 立川という微妙な場所で休暇を楽しむイエスとブッダの日常ギャグマンガ。
 悪い人がぜんぜん出てこなくてなごみます。 ネタは、不敬っちゃ不敬。


・うすた京介 『ピューと吹く!ジャガー』 20巻 (完結。完結も多いな)。
 永遠のモラトリアム「ふえ科」、それは生ぬるい理想郷。
 失速しない長寿ギャグマンガ、たいへんな偉業だったと思います。
 本当にありがとう、ジャガーさん!


・小山宙哉 『宇宙兄弟』 12巻
 とにかく次の展開が楽しみで毎回うずうず待ち遠しい。
 ムッタのキャラとビジュアルを「主人公」として受け入れるまでに
 8巻くらいかかったけど。


・スエカネクミコ 『放課後のカリスマ』 5巻
 歴史に名を刻んだ偉人のクローンばかりが暮す学園・・・という設定がすごい。
 この設定だけで買いです。同じ話をもっと濃い絵柄で読んでみたいかな。




すごいぞー。こんなにかぶることって滅多にない。
私的に、師走まんがまつりっていうか、フィーバー感たっぷりで
鼻血ブーなほど嬉しい月でした。


逆にいえば、1月2月とほとんどお楽しみの続きは出版されないわけですが。。。


ところで『ハルシオン・ランチ』の2巻っていつ出るんでしょう。
このマンガが好きすぎてレオパに「トリアゾ」っていう名前までつけたのに、
さっぱり音沙汰なし。




『嫌な世界』

 
今日はブルドッキングヘッドロックの『嫌な世界』を観劇してきました。


火星移住が始まっている、たぶんけっこうな未来の日本。
だけど、舞台となっている貧しい町工場は、そんな世界情勢とは関わりなく、
変わりない資金繰りと泥臭い人間関係のドタバタで、毎日が精一杯。
不倫、純愛、地元愛、そして親愛の情に擬態した何か。
さまざまな思惑がむきつけにぶつかりあう蛸壺で、
大人が大人の事情に余裕なくかまけているとき、
子どもの目に「世界」はどう映っているのか。
ちっぽけな人間の愛は、エゴは、救いのない現実を動かすことができるのか。


ブルドッキングヘッドロック、今回がVol20の公演でしたが、
相変わらず濃厚で面白いっ。 この劇団には、ハズレがありません。


「愛で何か(誰か)を救うことはできないが、愛は何か(誰か)を確かに変える」

そんなメッセージを、毎回、勝手に読み取っています。


役者さんもベテランで上手だし(ネガティブな役をやるときの永井幸子さんの
輝きはハンパない)、脚本もきっちり人間が描かれていて、満足感が高いの。

いま一番、文句なしにオススメできる劇団です。
今回も、たっぷりと心を使って楽しむことができました。感謝!



「行きすぎちゃった」人の味

 
行きすぎちゃった人の話は、どんなジャンルでも味わい深い。

と、あらためて認識した本をご紹介します。


マンガ家中崎タツヤ氏の、『もたない男』(飛鳥新社)です。
「もてない男」じゃないよ。


私は高校時代から中崎氏の『じみへん』を愛読しております。

(『じみへん』面白いよね! という女子は周りに皆無でしたが。。。
吉田戦車も中川いさみも受け入れられてたのに、なんで中崎タツヤはダメだったのだろう)


ということは、中崎マンガを読み始めて、17年くらいか。
年数にするとけっこうなお付き合いになるのに、マンガ家さん本人のことは
何ひとつ知らなくて。
今回、ちょっとした衝撃を受けましたですよ。衝撃というか、驚愕です。


その、「もたない」っぷりに。


タイトルの「もたない」とは、「ものを所有していたくない」「捨てたくてたまらない」
性癖のことです。ええ、もう、これは性癖と呼ばせていただきたい。

中崎センセイの仕事部屋が巻頭のカラーグラビアに載っているのですが、
これがもう、すごい。ほぼ、ものがない。
「ほんとうに、3年半も毎日通っている仕事場?」と、見るものを不安に陥れるほどに。

薄いカバン1個に入れて持ち運んでいる紙、ペン、消しゴム、
定規といった最低限の(最低限すぎる)仕事道具が、
小学校の学級に置いてあるようなフック付きの小さな机に
置かれているだけという。。。

資料やカレンダーや時計やFAXやコピー機といったアイテムもなければ、
カーテン(!)もゴミ箱も冷蔵庫もポットも着替えも、
なぁぁあんもないんですよ!!


あまりのもののなさに、友人から《「不動産屋に内見に案内されたみたいだ」》
などと不気味がられる始末です。いや、ホントにそんな感じ。


本文がまたすごくって、「血眼になって持ち物の無駄を探し、見つけ次第に捨てる」
という性癖の告白が、189ページにわたってえんえんと語られています。

 「もたれる必要がないから椅子の背もたれをノコギリで切って捨てた」
 「ボールペンのインクが減ってくると本体ごと削っていちいち短く工作する」
 「オートバイのフェンダーの意味がわからなくて剥がして捨てた」
 「卒業アルバムは即捨てた」
 「自分の著書も生原稿もぜんぶ焼いた」
 「許されるなら人のものも捨てたい」(オイ!!)

などなど、どんどん常人の範囲を超えた名言が出てくるわ出てくるわ、
いやもう、、、すごいっ!!

上記なんて、ごくごく一部ですからね。
ページをめくるごとに、「こんなもんまで捨てんでも・・・」という実体験が
ざっくざく、無駄な部分を捨てるためなら労力を惜しまない姿勢には
鬼気迫るものを感じます。
いま流行りの「断捨離」なんて、甘い甘い。
第2章にある「本棚」のくだりはとくに、「そこまでやるかっ」と驚倒すること
必至なんで、ぜひご一読をおすすめしたいっ!


しかし、この「捨て魔」の中崎センセイ、物欲がないかというと
そんなこともなく、新しいもの好きでのめりこみやすい一面も書かれています。

よく買って、よく捨てる。

物欲と所有欲は違う、と本人も本書で分析してありますが、
人間という生きものの奇天烈さを感じるというか、
中崎氏の、何も考えてないような考えつめすぎたような独特のギャグと
シンプルな絵柄にどこかマッチしている性癖だなあと思いました。
生き方そのものが手の込んだギャグのよう。


こういう、「突き抜けた人」の話は、「人間の底知れなさ」のようなものの
一端をチラっと垣間見せてくれますね。
驚きの声をあげられるけれど、決して病理や犯罪にまで振り切れてしまって
いないから、安心して笑えるんです。

たぶん誰にでも「人間の底知れなさ」に対する興味ってあって。
だから、猟奇殺人鬼を特集したディアゴスティーニの
「マーダー・ ケースブック」がベストセラーになったりするんだろうなと
思うんですけど、そこまでくるとちょっと人に言えないというか、
眉をひそめられるというか、興味本位にちゃかすと不謹慎というか。
世間の「圧」を感じてしまう。

その点、ちょっと突き抜けた人の話は、ブラックジョークのようなもの。
いろいろと工夫している人たちなので、意外に「使える」アイデアも拾えるし
(中崎センセイにならって、私も読み捨てる文庫本は半分に「割って」ポケットに
入れるようになりました。薄くて軽い♪)、
気楽に笑いながら読み進めつつ、人間のバリエーションの豊富さ、底知れなさ、
不気味さのカケラを味わうこともできて、楽しいんですよね。


唐突に夫婦愛の話なんかも挿入されていて、とっちらかり具合がまた
不思議といい感じです。一読の価値はあり!



『聖☆高校生』ついに完結!

 

『聖☆高校生』11巻が届く。



ついに完結。 貪るように読み込む。

ラスト数ページの切なさには身を切られる思いだった。 しかし、お見事!


本当に、最後まですげぇマンガだ・・・。


すべてのページに、強烈で根源的な人間賛歌が溢れている。


誰を喪失しても。
取り返しのつかないやり方で裏切られても。


人はどうしようもなく、人を求めてしまう。


その、どうしようもない真実を、

血を流しながら何度も確認しあうキャラクターたち。


魂をゴリゴリ削って描かれているマンガだったと思う。


ヘタレのいじめられっこだった聖。夜の街に逃げ込んだ聖。
何人もの女たちと関わって、
愛せなくて、愛されなくて、無力感にへこたれて、


だけどひとりの女を救いきった、ひとりの高校生。


12年間ずっとずっと、あなたに付きあってきてよかった。
このラストを読むことができてよかった、生きていてよかった。


「大人になる」ということがどういうことなのか、
人として人とともに生きる覚悟とは、いったいどういうことなのか、

10~11巻で書き尽くされていると思う。


もし、読んでみようと思う人がいたならば、
どうか1巻の軽いギャグテイストに流されず、2巻、3巻と読み進んでいってほしい。

なぜ、登場人物たちがそのような行為をするのか、
なぜそうあらねばならないのか、

少しずつ完璧に伏線は回収され、分厚い世界が立ち上がってくるから。


世界は、人間は、呪わしくも美しく、
思いもかけない広がりと厚みと幅を持っている。

知れば知るほど、世界は、人は、違う顔をもって立ち現れてくる。

関係性はいつまでも同じではない。

いま見えているものが、すべてではない。
いまわかっていることが、すべてではない。


だから、簡単に絶望なんかしないで。


読んでいる間じゅう、繰り返しそう言われているようだった。




ありがとう小池田先生。  至高のマンガ体験でした。



カクテルコンペティション

 
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知り合いのバーテンさんが出場するってことで、
関内までバーテンダー技能競技大会を見にきてます。

お気に入りのお店の方なので応援&どんなもんか好奇心もあり。


いやー、いいとこですね関内。町並みがとてもきれい!
ちょっと外れると治安悪そうだけど、市役所~山下公園あたりは
ヨーロッパ風でステキだ。


競技会場は想像したよりずっと緊迫してました。
ビリビリ張りつめた空気は、咳払いすら許さない感じ。真剣勝負の場です。
フルーツカットとオリジナルカクテルを
見事な手さばきと指使いで進めていく姿はカッコいい!


バーテンダーは技能職だなぁ。
味覚の確かさと発想力、サービス精神豊かな接客とパフォーマンス力、
そして手先の器用さ、様々な能力が要求されることがよくわかった。


でもやっぱり、飲んでこそのカクテル。どれもこれも味見したかったー♪



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