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犬を室内飼いするデメリット

 
ワンコのくぅたろうが来ましてね。

始まったわけですよ。ええ。犬暮らしが。


犬を飼い始めたんだっていうと、だいたいの人から、
「いいなー、でも犬との生活って大変でしょー?」って訊かれます。


くぅたろうが来て6日目という、まだまだ犬に慣れていない、
犬シロウトの私が、率直にお答えしましょう。




はじめて犬を飼うのはね、・・・・・・大変です!




と、いうと、「そうよね、大変よね、散歩とかトイレの始末とか」と、

“お世話の大変さ”を忖度してくださる方がいます。


が、お世話はね、たいして大変ではありません。


まだ見知らぬ家と土地に慣れていないくぅたろうの散歩は散歩ではなく、
「ビビって縮こまる犬を抱えてうろつき、たまに下ろして2~3歩歩かせ、
地面にへばりついて震え始めたらまた抱っこする」を繰り返すという
めんどくさい時間ではありますが、

そしてまた家に来て1週間未満の子犬はトイレなんか覚えやしないんで、
雑巾と脱臭スプレーを持って一日中どっか掃除しているような生活では
ありますが、

そんなもんは、なつかしの言い方でいえば、「想定の範囲内です」。


また、「そうよね、大変よね、ムダ吠えとかかみ癖とか」と、
“しつけの大変さ”を心配してくださる方もいらっしゃいます。


が、これもまったく大変ではありません。


くぅたろうはまったく吠えないんですよね。
こればっかりはもともとの性格なんで、ラッキーでした。
最初は私の姿が見えなくなったときに「きゅーんきゅーん」と鼻鳴きしてたんですが、
あんまりしつこいときにペットフェンスをぶったたいて「黙れ」と言ったら、
以後二度としなくなったいい子です。

噛み癖も穏やかなもんで、室内フリーにしているときも、家具の足とか、
洋服とか、コードなどは噛みません。たまに一心不乱に王子の靴下を
噛んでいるくらいかなぁ。
遊んでいるときに私の指を甘噛みしてきたことはあります。
そのままゲエってなるまでのどの奥に指をいれて「噛むなよ」と凄んだら
やらなくなりました。

わりとすぐ「こりる」性格の子なんで、しつけはラクです。


じゃあ、いったい何が大変なのかというと、ですね。


それは・・・・・・、 「視線」 です。


ペットフェンスで囲われたリビングの片隅が、くぅたろうのスペース。

朝、昼、夜と、1日に3度、そこから出して遊ぶとき以外は、
フェンスの内側で待機させているのですけれども。


リビングで本を読んでいるとき、


「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」


料理の支度をしているとき、


「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」


テレビを見ているとき、


「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」


電話をしているとき、


「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」


王子と食卓を囲んでいるとき、


「ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ」


もうね、


ずーっと、ずーーーと、私を、私だけをガン見しながら、ヘッヘヘッヘと
荒い息をついてるんですわ。 得意の笑顔を浮かべて。




これが、キツい!!




わかってます、私だって。
相手、犬ですからね?
ヘッヘヘッヘ言うよそりゃ。仕方ないよ。見ちゃうよ、飼い主のことは。


吠えちゃいけない、鼻鳴きもしちゃいけないと、私に言われてすぐに
理解したくぅたろうは、暖房のきいたあったかいお部屋のせいで
舌をたらしながら、お行儀よく、ひたすら待っているだけなんです。

いつフェンスから出してくれるのかな、遊んでくれるのかな、って、
期待に満ちたキラキラの目で、大好きな飼い主をじっと見つめている、
それだけなんです。

吠えるな、噛むなと荒っぽく教えた私でも、さすがにそこまで健気な
くぅたろうに、「見るな! こっち見るな!」 なんて言えません。


・・・言えないんだけどさあ!!


なにこの圧迫感!!


目があうと、勝手に「おすわり」と「伏せ」を代わる代わる実演して、
「ぼくいいこなの、教えられたことできるの、だから遊んで、こっち来て!」
と、フェンスの向こうで無言のアピールをしてくるくぅたろう。

私が誰かとしゃべったり笑ったりごはん食べたりうっかりつまずいて転んだり
掃除機をかけたりダイエット体操したりするたびに、
なぜかものすごく楽しそうに興奮してぴょんぴょん跳ね、クルクル回るくぅたろう。

つねに、まんじりともせずに、そのアツい視線は私だけを追いかけている。


これ、こういう視線の人、なんか、見たことある・・・と考えて、思い出した。
先月、友人に連れて行かれた、某ジャニーズくんのソロコンサート。


某ジャニくんがサングラスをとっては、「キャー!!」

サンキューと言っては、「キャー!!」

手を振っては、「キャー!!」

尻を出しては、「キャー!!」

口から金魚を吐いては、「キャー!!」 (後半ふたつはウソ)


ささいな仕草のいちいちが、もの狂おしいほど愛しくてたまらないといった
彼女たちの態度が、くぅたろうに重なります。
ファン、だ。
くぅたろうの視線と態度は、熱狂的ファンってやつのそれだ。


カリスマ獣医師野村潤一郎氏は、
犬は動物の中で唯一肉眼で神を見ることができる生き物で、その神とは飼い主、
みたいなことを書いておられますよね。

すてきな言葉だと思いますが、
私の体感としては、飼い主は犬にとって、神というより「アイドル」。

熱狂的ファンは、崇拝するアイドルの意を迎えることに必死ですし、
「やーん、●●くんがしゃべってるー!」っていう「あたりまえだろ」なことにも
おめめハートにできちゃうし、ちょっとでも視線くれたら失神するほど嬉しいのです。
なでなでされるだけで嬉ション(歓喜のあまりチビること)しちゃう
くぅたろうの気持ちもわかるってもんだ。




犬暮らしはすてきです。

今までにない刺激と楽しさに満ちています。

それは間違いない。

私はくぅたろうを迎えて、本当に、本当によかったと思っています。


それでも、家の中にいながらつねに熱狂的な視線の先にいるのって
「けっこう落ち着かないよ」 と、

“ファンの前のアイドル”で居続けなければならない生活ってのは
「けっこう大変だよ」 と、


犬を迎えて6日目の、新米飼い主は思うのでした。


犬を室内飼いするにあたって、
世話とかしつけとかの覚悟を書いたサイトはたくさんあるけれど、
「視線に対する覚悟」を書いたサイトが見あたらなかったので、
覚え書きとして、ここに記しておきます。


ま、すぐ慣れるんでしょうけどね。 きっと。 たぶん。


そうであってくれ・・・。



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コメント

ただただ最低。悪魔だな。

王子って……まさか自分の息子か旦那のこと……?
恥ずかしいし子供の教育にも悪いからよした方がいいよ。

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